y-knotシリーズ

一般の方向け

2023/9/28 最終更新

『これからの教育学』 第1章 知に恋い焦がれる学び

目次

・文献にチャレンジ

・Further readings 次に読んでほしい本

・Book/Cinema guide 読書・映画案内

・巻末の引用・参照文献/資料

 


Quiz クイズ

「有名な哲学者といえば?」そう問われたなら,多くの人がその名を答えるであろう哲学者,ソクラテス。彼の哲学は現在も,世界中の人々に思索の手がかりを与え続けています。さて,そんな絶大な影響力をもつ賢人ソクラテスですが,その哲学を後世に伝えるため,彼はいったい何冊くらいの哲学書を残したでしょうか。

a. 100 冊くらい b. 50 冊くらい
c. 5 冊くらい d. 残していない

 

【WEB限定】Quiz クイズ

Q1.1 古代ギリシャの哲学者プラトンの師は誰?

a. ヘラクレイトス b. ソクラテス c. アリストテレス

 

Q1.2 プラトンは『国家』のなかで、教育をどのように表現した?

a. 創造の技術 b. 説得の技術 c. 向け変えの技術

 

Q1.3 『ソクラテスの弁明』のなかで、ソクラテスは自分を何だと言っている?

a. 虻(あぶ) b. 血統のよい馬 c. 考える葦

 

Chapter structure 本章の構成/関連する章

Chapterstructure1korekaranokyoikugaku

 

 

Goals 本章の到達目標

1.自分なりの「理想的な学び」をイメージできる
2.学びを支えるという教師の仕事について,自分なりのイメージをもつ

 

Introduction 導入(動画)

 

Report assignment レポート課題

本章の内容を振り返って,下記の2 つについてそれぞれ200 字程度でまとめてみましょう。
① ソクラテスとプラトンの哲学から導かれる,理想の学びとは?
② あなたがこれまでの人生で「夢中になった」といえることはなにか。なにがあなたをそうさせたのか。

 

文 献

文献にチャレンジ(各節【問い】の末に掲載)
1. 納富信留(2019)『プラトン哲学への旅 ― エロースとは何者か』NHK 出版
2. 中畑正志(2021)『はじめてのプラトン ― 批判と変革の哲学』講談社
3. 永井玲衣(2021)『水中の哲学者たち』晶文社

 

Further readings 次に読んでほしい本
・伊藤邦武・山内志朗・中島隆博・納富信留責任編集(2020)『世界哲学史Ⅰ 古代Ⅰ 知恵から愛知へ』筑摩書房
・土屋陽介(2019)『僕らの世界を作りかえる哲学の授業』青春出版社
・納富信留(2021)『ギリシア哲学史』筑摩書房
・廣川洋一(1990)『ギリシア人の教育 ― 教養とはなにか』岩波書店
・眞壁宏幹編(2020)『西洋教育思想史』第2 版,慶應義塾大学出版会

 

Book/Cinema guide 読書・映画案内
Bookguide1‗korekaranokyouikugaku 伊坂幸太郎(2023)『逆ソクラテス』集英社(文庫版)
▶ 子どもたちは,大人(教師)が思っているよりも,ずっとずっと真摯に誠実に,そしてしなやかにしたたかに生きているのかもしれない ― そんな不穏でステキな物語です。小さなソクラテスたちをけっして侮ってはいけないのでした。

 

巻末の引用・参照文献/資料
・永井玲衣(2021)『水中の哲学者たち』晶文社
・中畑正志(2021)『はじめてのプラトン――批判と変革の哲学』講談社
・納富信留(2017)『哲学の誕生――ソクラテスとは何者か』筑摩書房
・納富信留(2019)『プラトン哲学への旅――エロースとは何者か』NHK 出版
・プラトン/藤沢令夫訳(1979)『国家』(上・下)岩波書店
・プラトン/納富信留訳(2012)『ソクラテスの弁明』光文社
・プラトン/中澤務訳(2013)『饗宴』光文社

 

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