y-knotシリーズ

一般の方向け

2024/1/5 最終更新

『これからの教育学』 第11章 学校と地域を教育学する

目次

・文献にチャレンジ

・Further readings 次に読んでほしい本

・Book/Cinema guide 読書・映画案内

・巻末の引用・参照文献/資料

 


Quiz クイズ

2022年の総務省統計局の人口推計によれば,日本の総人口は2008 年に1 億2808万でピークを迎え,その後は減少局面に転じています。その2008年の総人口1 億2808 万は,約150 年前の明治時代初期と比較して,どれくらい増えているでしょうか。

a. 0.68 倍

b. 1.68 倍

c. 3.68 倍

d. 4.68 倍

 

【WEB限定】Quiz クイズ

Q11.1 東日本大震災が発生したのはいつ?

a. 9月1日 b. 1月17日 c. 3月11日

 

Q11.2 「子どもの貧困対策に関する大綱」(2019)は、学校を子ども支援の「地域に開かれた○○」と位置付けた。〇〇に入るのはどれ?

a. ホームタウン

b. シェルター

c. プラットフォーム

 

Q11.3 「1人の女性が生涯に産むと見込まれる子の数」を示す数値の名称はどれ?

a. 人口置換水準

b. 将来推計人口

c. 合計特殊出生率

 

Chapter structure 本章の構成/関連する章

Chapterstructure11korekaranokyoikugaku

 

Goals 本章の到達目標

1.学校と地域をめぐる現代的な問題について理解する
2.日本における今後の学校と地域の関係のあり方について,自分なりの見解をもつ

 

Introduction 導入(動画)

 

Report assignment レポート課題

本章の内容を振り返って,下記の2 つについてそれぞれ200 字程度でまとめてみましょう。
① 地域社会の危機は,学校にどう影響してくるか。
② 地域社会のために学校ができることはなにか。

 

文 献

文献にチャレンジ(各節【問い】の末に掲載)
1. 清水睦美・松田洋介ほか(2020)『震災と学校のエスノグラフィー――近代教育システムの慣性と摩擦』勁草書房
2. 中村瑛仁(2019)『〈しんどい学校〉の教員文化――社会的マイノリティの子どもと向き合う教員の仕事・アイデンティティ・キャリア』大阪大学出版会
3. 樋田大二郎・樋田有一郎(2018)『人口減少社会と高校魅力化プロジェクト――地域人材育成の教育社会学』明石書店

 

Further readings 次に読んでほしい本
・阿部彩(2014)『子どもの貧困Ⅱ――解決策を考える』岩波書店
・末冨芳・桜井啓太(2021)『子育て罰――「親子に冷たい日本」を変えるには』光文社
・鈴木庸裕(2021)『学校福祉論入門――多職種協働の新時代を切り開く』学事出版
・原俊彦(2023)『サピエンス減少――縮減する未来の課題を探る』岩波書店
・広井良典(2019)『人口減少社会のデザイン』東洋経済新報社
・山根俊喜・武田信吾・今井典夫・藤井正・筒井一伸編(2022)『学びが地域を創る――ふつうの普通科高校の地域協働物語』学事出版

 

Book/Cinema guide 読書・映画案内
Bookguide11‗korekaranokyouikugaku重松清(2015)『希望の地図――3. 11 から始まる物語』幻冬舎
▶ 重松清が東日本大震災の被災地をめぐり紡いだドキュメントノベル。不登校になった少年光司は,フリーライターの田村に連れられ,被災地をめぐります。絶望せずに前を向く被災地の人々と出会い,光司は少しずつ変わっていきます。「子どもたちの未来をつくるには,空洞化の年月があってはいけないんです」(本文より)

 

巻末の引用・参照文献/資料
・柏木智子(2020)『子どもの貧困と「ケアする学校」づくり―カリキュラム・学習環境・地域との連携から考える』明石書店
・厚生労働省(2019)「国民生活基礎調査」
・国立教育政策研究所(徳永保研究代表者)(2014)『人口減少社会における学校制度の設計と教育形態の開発のための総合的研究 最終報告書』国立教育政策研究所
・澁谷智子(2022)『ヤングケアラーってなんだろう』筑摩書房
・清水睦美・堀健志・松田洋介編(2013)『「復興」と学校―被災地のエスノグラフィー』岩波書店
・清水睦美・松田洋介ほか(2020)『震災と学校のエスノグラフィー――近代教育システムの慣性と摩擦』勁草書房
・田端健人(2012)『学校を災害が襲うとき――教師たちの3.11』春秋社
・徳水博志(2018)『震災と向き合う子どもたち――心のケアと地域づくりの記録』新日本出版社
・中村瑛仁(2019)『〈しんどい学校〉の教員文化――社会的マイノリティの子どもと向き合う教員の仕事・アイデンティティ・キャリア』大阪大学出版会
・樋田大二郎・樋田有一郎(2018)『人口減少社会と高校魅力化プロジェクト――地域人材育成の教育社会学』明石書店
・宮﨑雅人(2021)『地域衰退』岩波書店
・山野則子(2018)『学校プラットフォ――ム――教育・福祉,そして地域の協働で子どもの貧困に立ち向かう』有斐閣

 

図版・資料リンク

図11-1 日本の総人口の推移
PDFデータ
https://www1.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001412278.pdf
(出所)国土交通省「国土の長期展望」最終とりまとめ参考資料,2021 より作成。

 

WEB限定コラム

コラム⑫ 教員文化とは?