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日本財政の現代史1

日本財政の現代史1 -- 土建国家の時代 1960~85年

土建国家の出現とその統治システム

井手 英策 (慶應義塾大学教授)/編・企画編集
諸富 徹 (京都大学教授),小西 砂千夫 (関西学院大学教授)/企画編集


2014年05月発売
四六判並製カバー付 , 326ページ
定価 3,024円(本体 2,800円)
ISBN 978-4-641-16441-3
Modern History of Japan's Public Finance,1

財政・公共経済学 > 財政学概論
入門書・概説書

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公共投資,減税,小さな政府の組合せは,高度経済成長期の統治メカニズムであった。石油危機後,それが立ちゆかなくなった後に出現する土建国家のシステムを丹念に分析。経済成長が鈍化するなか,国債発行によって減税政策と公共投資が支えられ,財政赤字が恒常化していく。

シリーズ「日本財政の現代史」全3巻
企画編集/井手英策・諸富 徹・小西砂千夫

日本はなぜ巨額の財政赤字を抱えることになったのだろうか。
小さな政府,低い税負担,政策金融や中央銀行による財政の強力な補完,こうした特徴はどのように形成されたのだろうか。
これらの「なぜ」に挑むため,日本財政のあゆみをひもとくテキスト・シリーズ。

■巻構成■
第1巻(1960~85年)では高度経済成長が軌道に乗り,石油危機を経て,その終焉があらわになった時期を,
第2巻(1986~2000年)では,プラザ合意以降の経済環境の変化,バブルの発生と崩壊という要因が絡み合う時期を,
第3巻(2001年~)では,経済のグローバル化が進み,空前の財政赤字が顕在化した小泉構造改革とその前後期を取り上げる。

■共通テーマ■
歴史の「縦串」と同時に,各巻を同一テーマの「横串」で貫く。財政運営,税制,公共投資,財政投融資,環境政策,社会保障,地方財政,国際比較,経済・社会構造,「構造」としての日本財政,以上10のテーマに即して,それぞれの時代の財政的特質を浮き彫りにする。

☆関連書籍:『日本財政の現代史2―バブルとその崩壊 1986~2000年』
☆関連書籍:『日本財政の現代史3―構造改革とその行き詰まり 2001年~』
目次
 序 章 統治の全体像としての「土建国家」(井手英策)
 財政運営(1):第1章 均衡財政から赤字財政へ(谷達彦・井手英策)
 財政運営(2):第2章 「増税なき財政再建」へ至る道(村松怜)
 税制:第3章 減税税制と経済成長路線(島村玲雄)
 公共投資:第4章 公共投資と国土計画(宮崎雅人)
 財政投融資:第5章 戦後財政投融資の機能と限界(宋宇・井手英策)
 環境政策:第6章 環境・エネルギー問題による財政の変化(佐藤一光)
 社会保障:第7章 土建国家形成期の社会保障(永廣顕)
 地方財政:第8章 地方財源統制システムの強化と変容(高端正幸)
 国際比較:第9章 フランス・ドイツの福祉国家への分岐(小西杏奈・嶋田崇治)
 経済・社会構造:第10章 農山村の変容と公共事業(沼尾波子)
 「構造」としての日本財政:第11章 土建国家と国際政治(嶋田崇治・茂住政一郎)
 終 章 土建国家への道はこうして準備された(井手英策)

書評等

※『地方財政』2014年9月号に,『日本財政の現代史』(全3巻)の書評が掲載されました。評者は,神野直彦・東京大学名誉教授。
※『経済セミナー』2014年10・11月号の書評に取り上げていただきました。評者は池上岳彦・立教大学経済学部教授。
※『月刊ガバナンス』2014年9月号「Reader's Library」で『日本財政の現代史』(全3巻)が紹介されました。
※『自治日報』2014年6月27日付3面「新刊紹介」で『日本財政の現代史』(全3巻)が紹介されました。

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