事実認定の基礎改訂版 | 有斐閣
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事実認定の基礎

事実認定の基礎 -- 裁判官による事実判断の構造 改訂版

事実認定の体系書

伊藤 滋夫 (創価大学名誉教授(元東京高裁部総括判事・弁護士))/著


2020年09月発売
A5判上製カバー付 , 286ページ
定価 4,840円(本体 4,400円)
ISBN 978-4-641-13841-4


民事訴訟法
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裁判では,法的判断の前提として,正確な事実認定が重要である。本書は,民事訴訟における,裁判官の判決に至るまでの事実認定の思考過程を理論的に分析し,体系化を図った画期的1冊。推定,証明度などに関する最新の議論も豊富に織り込み,待望の改訂。

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目次
第1章 本書における研究の概要とその意義
 第1 事実認定の研究の重要性/第2 事実認定の研究課題/第3 本書の主題,本書の構成及び本研究の意義
第2章 事実認定の対象となる事実の確定
 第1 確定すべき「事実」/第2 事実認定の対象となる事実(争点)/第3 争点となる事実の確定の方法
第3章 証拠から事実を認定する判断の構造
 第1 はじめに/第2 書証の場合/第3 証言の場合
第4章 間接事実から要件事実を推認する判断の構造
 第1 証拠による認定という方法と間接事実による推認という方法の関係/第2 間接事実による要件事実の推認方法──総論/第3 間接事実による要件事実の推認方法──具体例/第4 経験則の体系化/第5 間接反証と「反対間接事実」
第5章 事実の認定ができたとする判断の構造
 第1 はじめに/第2 事実の「確定」と事実の「認定」/第3 事実の確定に関する各種の方法間の相互関係──各種方法の検討に先立ち/第4 推定/第5 証明度/第6 割合的認定/第7 選択的(択一的)認定・概括的認定

書評等

※『自由と正義』2021年4月号に書評が掲載されました。評者は,高橋宏志・東京大学名誉教授。
※書斎の窓の「書評」にて,河村浩東京高等裁判所判事が本書を紹介しています。 →記事を読む

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