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判例から探究する行政法

判例から探究する行政法

行政法を,より深く

山本 隆司 (東京大学教授)/著


2012年12月発売
A5判並製カバー付 , 654ページ
定価 5,060円(本体 4,600円)
ISBN 978-4-641-13112-5


行政法
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2002年から2010年までに言い渡された最高裁判例を解説した法学教室連載に,判例評釈を加えた,30件の判例解説。改正行訴法が成立した後の最高裁判例を素材に,判例の変化を分析し,行政法理論を読み解く1冊。
目次
1 行政作用と法原則
 [1]法律による行政の原理と公課
 [2]公共用物の管理と占有
 [3]住民の公証
 [4]「公法と私法」――国・地方公共団体の金銭債権・債務の消滅時効
 [5]信義則
2 私人の法的地位および行政組織の多元性 
 [6]公の施設の利用者に関する平等取扱い
 [7]外国籍公務員と民主的正統化
 [8]地方公共団体と関連団体との「距離」
3 行政の法形式と手続 
 [9]金銭債権に係る行政行為と国家賠償
 [10]違法性の承継と「公定力」――判断枠組
 [11]行政契約――公害防止協定
4 行政裁量の裁判統制
 [12]判断過程統制の構造
 [13]行政計画における諸利益のウェートづけ
 [14]行政過程と行政訴訟手続との関係
 [15]行政契約における経済性と政策的要素のウェートづけ
 [16]小括判断過程統制の諸相
5 行政訴訟(1)――処分性  
 [17]権力性――形式的根拠と実質的根拠
 [18]規律性(1)――「法的効果」の拡張?
 [19]規律性(2)――最終決定性による拡張
 [20]小括――処分性の判断枠組
 [21]具体性(1)――行政計画の場合
 [22]具体性(2)――条例の場合
6 行政訴訟(2)――原告適格・訴えの利益 
 [23]原告適格(1)――判断枠組
 [24]原告適格(2)――個別利益保護性
 [25]取消訴訟における訴えの利益
 [26]当事者訴訟における訴えの利益
7 国家賠償
 [27] 国家賠償法上の違法性(1)――判断枠組
 [28]国家賠償法上の違法性(2)――権限不行使の違法
 [29]私人の行為による国家賠償(1)――責任の根拠
 [30]私人の行為による国家賠償(2)――責任の階梯

書評等

◆書斎の窓の「書評」にて,興津征雄・神戸大学准教授が本書を紹介しています。 →記事を読む

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