日本型労使関係の成功 | 有斐閣
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日本型労使関係の成功

日本型労使関係の成功 -- 戦後和解の政治経済学

久米 郁男/著


1998年09月発売
A5判 , 316ページ
定価 3,740円(本体 3,400円)
ISBN 4-641-16042-2


政治 > 政治過程論・日本政治
労働経済学
人的資源マネジメント

在庫なし

西欧諸国においてと同様,戦後日本においても,労働者が生産性の向上に協力しその果実を十分に享受する仕組みが,「労働政治」を通じて実現してきた。日本では,労働の「統一と団結」は実現せず労働者の利益が守られてこなかった,とする通説的理解に変更を迫る書。
目次
《主な目次》
序 章 戦後日本の政治経済と労働
第1章 謎をとく鍵―労働政治のダイナミクス
 労働組合と分権性
 分断された労働運動の可能性/ほか
第2章 変わる企業―1945年から50年代の労働政治
 労働攻勢期
 蓄積の時期
 分 析
 むすび
第3章 豊かな労働者―1960年代の労働政治
 春闘の発展
 春闘の機能と帰結
 政治と賃金平準化/ほか
第4章 政治再び―1970年代の労働政治
 組合運動の政治化
 厚生年金制度改正
 石油危機/ほか
第5章 雇用保障の政治過程―産業構造変化と労働政治
 雇用政策
 石炭産業の構造転換
 製造業の構造転換/ほか
第6章 堕落か新しい可能性か?―1980年代の労働政治
 労働組合の変化
 行政改革と労働組合
 労働省攻勢/ほか
結 章 国際比較の中での日本の労働政治
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