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書斎の窓

 

編集室の窓

六法編集部から……

 明けましておめでとうございます。いよいよ次期米国大統領にトランプ氏が就任します。過激な言動の多かった氏が現実的な実業家としての手腕をどう発揮するのか注目されるところです。一方国内に目を向けると懸案の民法(債権法)改正、暗雲低迷のTPP、浮かんでは消える国会解散論、など編集部の心配は尽きません。とはいえ正確で使いやすい六法をお届けすべく本年も頑張りますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。 (T)

雑誌編集部から……

 ジュリスト1月号では、「自動車運転と民事責任」を特集します。すぐにでも「自動運転」社会が到来しそうなCMが流れていますが、様々な問題をクリアしないことにはその定着が望めません。1月号特集にて、その課題をご確認ください。法学教室1月号特集は「最新判例からみる労働法重要論点」です。社会生活の充実は、労働環境の充実と密接に関連します。最新判例を概観しながら、これからの労働法制のあり方を検討します。 (K)

法律編集部から……

 新年を迎え、法律編集部門は「法律編集局」の下に統合する新体制となりました。書籍については注釈書編集部と書籍編集部の2本立てとなります。皆、気を引き締めています。さて、昨年末に新判例教材「START UPシリーズ」が登場しました。イマドキの学生に判例をしっかり読んでもらえるよう、作り込みました。そして新注釈民法第1弾がまもなく上陸します。伝統を大切にしつつ新しいことにも挑戦します。本年も宜しくお願い致します。 (F)

経済・人文編集部から……

 本年も、好評シリーズのストゥディアに新たな書目を投入してまいります。まずは、子ども教育が平明に解説される『子ども教育の原理』、ジェンダー論について事例を交えて生き生きと学べる『はじめてのジェンダー論』が刊行です。人文系のラインナップも充実してきました。単行本でも、本人による課題解決を支援するソーシャルワーカーの役割を考察する『地域を基盤としたソーシャルワーク』ほか、今年も力作が目白押しです。 (S)

編集後記

 謹んで新年のお慶びを申し上げます。本号より小誌担当となりました。早速に楽屋話で恐縮ですが、この編集後記は11月に執筆しています。まさに「年末進行」(年末年始の休日を見越して、作業を前倒しにするスケジュール)。

 ご執筆の先生方はもちろん、社内・社外(デザイナーさんや、ご出広ならびに広告代理店の方々、そして印刷所のご担当のみなさん!)の協力があって、毎号の刊行がかなうことを実感する日々です。読者の皆様の知的好奇心を刺激する誌面を目指してまいります。

 2017年で有斐閣は創業140周年を迎えます。『書斎の窓』表紙にも140周年を記念したマークを配して1年間お送りします。また、記念出版として『新注釈民法』『注釈日本国憲法』といったコンメンタール等の刊行も予定しています(前頁の「創業140周年を迎えて」と、新刊案内もご覧ください)。

 どうぞ本年も小社刊行物を宜しくお願い申し上げます。 (K2)

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