【特集】薬害エイズ訴訟と今後の安全・救済対策 ◇（座談会）血液・血液製剤被害とその安全・救済対策……淡路 剛久／鎌田 薫／清水 洋二／宗像 恒次 ◇血液製剤とＰＬ法……淡路 剛久 ◇アメリカにおけるＨＩＶ事件の論点と対策（上）……新美 育文 ◇ドイツにおける血液製剤によるＨＩＶ感染と法的諸問題――原因究明，被害者救済および安全対策について……浦川 道太郎 ◇フランスにおけるＨＩＶ感染事故の被害者救済と安全対策（上）……鎌田 薫 ◇在外日本企業とセクシュアル・ハラスメント問題――米国三菱自動車製造事件を契機にして……奥山 明良 ◇在米日系企業におけるセクハラ対策……若林 喬 ◇わが国におけるセクシュアル・ハラスメントの私法的救済……山川 隆一 〔論説〕 ◇水俣病判決の総合的検討（その５・完）……大塚 直 ◇株主代表訴訟における会社の補助参加――東京地決平成７・１１・３０，名古屋地決平成８・３・２９……中島 弘雅 ◇（１９）取引における不法行為――要件を中心にして（連載・取引関係における違法行為とその法的処理――制度間競合論の視点から）……山田 誠一 ◇（２０）違法な取引行為に対する救済――効果を中心として（連載・取引関係における違法行為とその法的処理――制度間競合論の視点から）……磯村 保 ◇（２１）取引関係における違法行為をめぐる制度間競合論――総括（連載・取引関係における違法行為とその法的処理――制度間競合論の視点から）……山本 敬三 〔書評〕 ロベール・バダンテール著／藤田真利子訳『死刑執行』……久岡 康成 〔時の判例〕 ◇医薬品の添付文書（能書）に記載された使用上の注意事項と医師の注意義務――最３小判平成８・１・２３……大橋 弘 ◇労働協約上の基準が一部の点において未組織の同種労働者の労働条件よりも不利益である場合における労働協約の一般的拘束力／未組織の同種労働者に対する労働協約の一般的拘束力が一部否定された事例――最３小判平成８・３・２６……綿引 万里子 ◇選挙期日に選挙人が投票区のある市町村の区域外に旅行中であるという事由が不在者投票事由に該当する場合／不在者投票の管理執行に関する違法が不在者投票全体についての公正を疑わしめるに足りるものであって選挙の結果に異動を及ぼすおそれがあるとされた事例――最３小判平成８・５・３１……綿引 万里子 〔商事判例研究〕 ◇債権譲渡担保における対抗要件留保実務と対抗要件否認――静岡地判平成５・１０・２９……水元 宏典 ◇共同出資者間の株式の売買と欺罔行為――東京地判平成４・３・１２……宍戸 善一 〔労働判例研究〕 正社員と臨時社員との賃金格差の違法性（丸子警報器事件）――長野地上田支判平成８・３・１５……中窪 裕也 〔巻頭随想／随想〕 ◇知的財産権摩擦とプラーゲ博士……大家 重夫 ◇叙勲について……中山 研一 〔租税判例研究〕 宗教法人が借地権譲渡の承諾料として得た収入が法人税法４条１項の収益事業に係る収入に該当するとされた事例――東京地判平成７・１・２７……増井 良啓 〔民法研究会〕 公権力の行使による法の下の平等侵害とプライバシー侵害の違法性と過失――武蔵野市住民票続柄記載差別訴訟控訴審判決――東京高判平成７・３・２２……松本 克美 〔憲法訴訟研究会〕 州際通商条項――拳銃の所持について――ＵＮＩＴＥＤ ＳＴＡＴＥＳ Ｖ． ＬＯＰＥＺ， １１５ Ｓ． ＣＴ． １６２４ （１９９５）……浅香 吉幹 〔条例コーナー〕 滋賀県環境基本条例……高田 英雄 〔下級審・時の判例〕 ◇退職後の競業避止義務と差止請求の可否――東京地決平成７・１０・１６（東京リーガルマインド事件）……土田 道夫 ◇長期にわたる関連会社への出向命令の効力（新日本製鐡事件）――福岡地小倉支判平成８・３・２６……下井 隆史 〔海外法律情報〕 ◇ロシア――住宅政策の新展開について……亀田 進久 ◇スウェーデン――青少年へのタバコ販売規制……木下 淑恵 〔現代担保法研究会〕 賃貸ビル担保の課題（下）……吉田 眞澄 〔経済法判例研究会〕 公正取引委員会の審決の一部を取消す審決――公取委平成５・６・２８審決（野田醤油に対する審決取消事件）……金井 貴嗣 〔司法記者の眼〕 不可解な１０００万円献金疑惑…… 〔刑事判例研究〕 刑法２３４条にいう「威力ヲ用ヒ」た場合に当たるとされた事例――最２小決平成４・１１・２７……髙山 佳奈子
