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機関争訟の「法律上の争訟」性

機関争訟の「法律上の争訟」性

機関争訟論の理論的考究

西上 治 (大阪市立大学准教授)/著


2017年09月発売
A5判上製カバー付 , 458ページ
定価 9,130円(本体 8,300円)
ISBN 978-4-641-22730-9
Organstreit und,"Rechtliche Streitigkeiten"

行政法

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機関争訟は全て「法律上の争訟」ではないと本当に言えるのか。訴訟法と組織法にまたがるこの問題の構造につき,該当性否定の論拠の基礎とされる,ドイツ公法学における国家法人説に議論の淵源を探りつつ,学説の展開を詳細に整理し分析を加える。

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目次
序 章
 第1節 本書の目的
 第2節 問題の状況
 第3節 本書の構成
第1章 問題の抽出
 第1節 概念の整理
 第2節 判例の分析
 第3節 学説の分析
 第4節 小 括
第2章 国家法人説の再検討
 第1節 問題の整理
 第2節 国家法人格と不浸透性ドグマ
 第3節 国家法人格の展開──H・J・ヴォルフ
 第4節 国家法人格の相対化
 第5節 国家法人格の否定?
 第6節 小 括
第3章 機関争訟論の展開
 第1節 議論の概観
 第2節 権利不要型
 第3節 利益承認型
 第4節 利益不要型
 第5節 小 括
終 章
 第1節 要 約
 第2節 展 望
 第3節 展 開
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