財政社会学とは何か | 有斐閣
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財政社会学とは何か

財政社会学とは何か -- 危機の学から分析の学へ

財政社会学宣言――「生きた財政学」への再構築

井手 英策 (慶應義塾大学教授),倉地 真太郎 (明治大学専任講師),佐藤 滋 (東北学院大学教授),古市 将人 (帝京大学准教授),村松 怜 (福岡大学准教授),茂住 政一郎 (横浜国立大学准教授)/著


2022年12月発売
A5判上製カバー付 , 286ページ
定価 5,280円(本体 4,800円)
ISBN 978-4-641-16612-7
Fiscal Science for Analyzing Real Society

財政・公共経済学

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書評等

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社会の分断と危機が叫ばれる現在,〈生〉の支えとなるべき財政は,社会ニーズとの隔たりを急速に増しつつある。生きた現実に迫る総合社会科学としての財政社会学。新たな財政学の姿,その可能性を,方法・理論・実証面からラディカルに提示する。
目次
第Ⅰ部 問いと対象
第1章 財政学と財政社会学──20世紀に何が問題とされてきたのか
第2章 新財政社会学の展開とその成果をめぐって──財政学,公共経済学研究との対比から
 第Ⅱ部 方法と認識
第3章 財政と歴史──財政史研究の再評価
第4章 財政と比較──問題発見のための国際比較
第5章 財政と制度──財政統計分析と財政の意思決定過程から考察する
第6章 財政と「歴史哲学」──「歴史哲学」としての「財政社会学」とその有効性
 第Ⅲ部 分析的有効性
第7章 社会はなぜ引き裂かれたのか──通俗道徳から見た日本の〈勤労国家〉
第8章 納税者の同意における自己利益と互恵性──所得再分配政策の支持要因をめぐって

書評等

※『生活経済政策』(2023年4月号)に書評が掲載されました。評者は,佐藤一光・東京経済大学准教授。
※『都市問題』(2023年2月号)の「新刊紹介」で紹介されました。

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