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環境被害の責任と費用負担

環境被害に対する責任を問う

除本 理史 (東京経済大学准教授)/著


2007年12月発売
A5判上製カバー付 , 242ページ
定価 3,564円(本体 3,300円)
ISBN 978-4-641-16309-6


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環境被害への事後的対策(被害補償や原状回復など)をめぐり,包括的・根源的な理論検討を行い,経済学的視点から,望ましい責任と費用負担の考え方を提示する。東京大気汚染訴訟の和解など代表的事例を組み入れ,理論と実証を統合し,環境責任の原理を探究。
目次
序 章 現代の環境問題と社会的費用論:本書の課題と視角
 はじめに:なぜ事後的対策の責任と費用負担を論じるのか
 1環境問題の現代的特徴と環境被害
 2環境コスト負担をめぐる理論的・政策的課題
 3加害過程の構造と責任論
 4社会的費用論と環境コスト
第1章 環境責任,費用負担原理・ルール・制度:研究の枠組み
 1環境問題に関する責任
 2費用負担原理
 3費用負担ルール
 4制度と費用負担の実態分析
第2章 産業公害事件における費用負担:熊本水俣病を事例として
 1水俣病事件における環境被害
 2漁業補償
 3健康被害に対する補償・救済
 4公害防止事業
 5地域再生・振興
 6各種県債の利子について
 7健康被害の補償・救済をめぐる行政の責任と費用負担
 8関係金融機関の責任と費用負担
第3章 産業公害から都市・生活型公害へ:大気汚染公害と費用負担
 1大気汚染の推移と健康被害
 2公健制度の概要と費用負担
 3自治体レベルの救済制度と費用負担
 4費用負担をめぐる問題点
 5自動車排ガス汚染の責任と費用負担
  補論1:大気汚染公害による「未認定」患者とその被害実態
  補論2:自動車排ガス汚染の事前的対策における費用負担
第4章 広域的な環境汚染と費用負担:タンカー事故による油濁被害の補償を中心に
 1補償・救済制度と環境コスト
 2ナホトカ号事故による環境被害とその貨幣評価額
 3国際条約による油濁被害補償の仕組み
 4ナホトカ号事故の被害補償
 5エボイコス号事故の被害補償
 6海運業界と荷主の負担割合
 7国際条約による補償制度の課題
 8排出源不明の場合の漁場油濁被害の救済
 9油濁被害の補償・救済をめぐる責任と費用負担
終 章 「責任ある関与」にもとづく費用負担へ
 1環境被害に関する責任
 2求められる「応責原理」の確立
 3費用負担ルールの確立に向けて
 4制度と費用負担をどうするか

受賞

2009年 環境経済・政策学会 奨励賞

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