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晩年のフリードリッヒ・リスト

晩年のフリードリッヒ・リスト -- ドイツ関税同盟の進路

フリードリッヒ・リスト論の集大成

諸田 實 (神奈川大学名誉教授)/著


2007年04月発売
A5判上製カバー付 , 332ページ
定価 5,720円(本体 5,200円)
ISBN 978-4-641-16291-4


経済史 > 西洋経済史

在庫なし

『フリードリッヒ・リストと彼の時代』の続編。前著は主著『経済学の国民的体系』を刊行するまでのリストの知的営為を時代背景とともに明らかにするが,本書は晩年の活動とその生涯を閉じるまでを,ドイツ保護貿易主義の帰趨とともに描き出す画期的な業績。
目次
序 章 晩年のリストと関税同盟の進路―本書の主題―
第1章 『国民的体系』と<農地制度論>
 1 『経済学の国民的体系』
 2 <農地制度,零細経営,国外移住>
 3 『国民的体系』をめぐる論争
第2章 <ドイツの鉄道システム1-5>と南ドイツの鉄道建設
 1 1840年代初めまでのドイツの鉄道
 2 <ドイツの鉄道システム1-5>
 3 南ドイツの鉄道建設とリストの活動
第3章 『関税同盟新聞』
 1 発刊までの経緯
 2 新聞の発行と晩年の活動
 3 関税同盟の課題――『関税同盟新聞』の論説から
第4章 関税同盟とオーストリア,ハンガリー
 1 オーストリア,ハンガリーの関税・貿易論争――コシュートとリスト
 2 オーストリア,ハンガリー旅行――その光と闇
 3 リストのハンガリー改革論
第5章 世界経済と関税同盟の将来
 1 植民=世界政策論の展開
 2 <ドイツ人の政治的・経済的国民統一>
 3 英・独同盟計画とその挫折
終 章 リストの死
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