ODA大綱の政治経済学 | 有斐閣
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ODA大綱の政治経済学

ODA大綱の政治経済学 -- 運用と援助理念

総合的分析と運用への提言

下村 恭民 (法政大学教授),中川 淳司 (東京大学助教授),齋藤 淳 (イェール大学大学院)/著


1999年10月発売
A5判上製カバー付 , 242ページ
定価 3,740円(本体 3,400円)
ISBN 4-641-16076-7


国際経済・世界経済・貿易 > 開発経済学

在庫なし

ODA大綱の性格を原点に立ち戻って考察するとともに,西欧の主要援助国と日本が,過去に途上国で生じた現実の問題をどのように援助と関連させてきたかを比較分析し,今後の運用のあり方についての考察を試みる。
目次
《主な目次》
第1章 「ODA大綱」の基本的性格――政治的コンディショナリティとの関連で
 西欧世界の「普遍的価値」と途上国/政治的コンディショナリティの台頭/ODA大綱の性格をどう考えるか
第2章 「ODA大綱」生成の背景
 分析の視点/援助理念に関する議論/援助基本法をめぐる議論/国際貢献の議論とODA大綱閣議決定への動き/ODA大綱が「大綱」であることの意味/ODA大綱政策決定過程が示唆するもの
第3章 「ODA大綱の運用」
 ODA大綱4原則の「運用」とは何か/ODA大綱4原則の運用実績
第4章 評価と展望
 ODA大綱の「設計思想」と運用/運用の評価と今後のあり方
補 論 日本のODA配分政策決定過程――計量分析による接近
 援助配分に関する計量分析:従来の研究/日本の援助配分政策と政策決定過程:計量分析モデル/分析結果
参考資料 1フリーダム・ハウス及び政治的自由度指標について/2ポリティ指標について/3政府開発援助大綱
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