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責任法の多元的構造

責任法の多元的構造 -- 不作為不法行為・危険責任をめぐって

責任法研究の新たな成果

橋本 佳幸 (京都大学助教授)/著


2006年01月発売
A5判上製カバー付 , 326ページ
定価 6,380円(本体 5,800円)
ISBN 4-641-13438-3


債権各論 > 不法行為

在庫なし

責任法の理論的研究のうち,特殊な例外の位置にあった不作為不法行為・危険責任を取り上げ,その規律課題たる加害事件の事実的構造の独自性を基礎に,加害事件類型に相応した独自の責任要件・構造が存する責任法の全体構造(多元的構造)を浮き彫りにする。
目次
第一部 不作為不法行為
 第一編 不作為不法行為
  序 論
  第一章 不作為不法行為の規律課題・規律対象
  第二章 作為義務要件の再検討
  第三章 「因果関係」要件の再検討
  第四章 不作為不法行為の類型化
  結 語
 第二編 医療過誤訴訟における割合的解決――医師責任の割合的前進
第二部 危険責任
 環境危険責任の基本構造――公害無過失責任の再構成へ向けて
  序 論
  第一章 ドイツ法における環境危険責任の展開
  第二章 環境危険責任の理念的内容・帰責構造
  第三章 公害無過失責任立法の再検討
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