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冷戦後の世界政治経済

冷戦後の世界政治経済 -- 覇権システムから多極的協調システムへ

吉田 和男/著


1992年07月発売
四六判 , 308ページ
定価 2,948円(本体 2,680円)
ISBN 4-641-06626-4


国際政治
国際経済・世界経済・貿易

在庫なし

世界を支配してきた米ソの覇権システムは,冷戦の終結とともに崩壊した。これからの世界の中の日本の役割についてゲーム・公共財・規模の経済をキーワードとして答え,経済・外交・軍事の全面で協調への貢献を訴える。
目次
《主な目次》
第1章 国際公共財としての世界秩序
 世界秩序の変化/覇権システムか多極システムか/秩序とゲーム的関係/世界秩序という公共財
第2章 パックス・アメリカーナの成立
 核の登場と新しい国際関係の成立/自由貿易体制の確立/国際通貨体制の形成/援助による所得再分配/パックス・アメリカーナの公共財的働き
第3章 パックス・アメリカーナの変質
 覇権システムの変化/ニクソンショックとIMF体制の崩壊/貿易秩序の動揺/援助体制の変質
第4章 覇権システムから国際協調へ
 軍事力システムの変化とデタント/政策協調/自由貿易体制の危機/開発途上国の経済的困難と累積債務問題/パックス・アメリカーナの崩壊
第5章 国際協調システムとは何か
 協調システムのメカニズム/安全保障システムにおける協調/経済政策の協調/自由貿易体制維持の協調/援助の協調/国際公共財の供給
第6章 日本の役割と撰択
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