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国際人権の逸脱不可能性

国際人権の逸脱不可能性 -- 緊急事態が照らす法・国家・個人

derogateできない権利の解明

寺谷 広司 (北海道大学助教授)/著


2003年02月発売
A5判上製カバー付 , 438ページ
定価 8,250円(本体 7,500円)
ISBN 4-641-04618-2


国際法

在庫なし
受賞

「国家が存立の危機に直面する緊急事態にあってもなお,国家がその遵守義務を免れることのできない人権規範」であるデロゲートできない権利(non-derogable rights)に着目し,この権利概念の実効性を国際法の中で検証,その原理的基礎を解明・提示する意欲的研究。
目次
第1部 デロゲートできない権利の起源
 第1章 各種条約における起草過程
 第2章 デロゲートできない権利の同定基準
第2部 デロゲートできない権利の展開(1)
 第1章 デロゲートできない権利の個別的検討
 第2章 デロゲーションの他の実体的三要件
 第3章 国際人権法と国際人道法の交錯
 第4章 今後の方向
第3部 デロゲートできない権利の展開(2)
 第1章 留保非許容規範
 第2章 ユス・コーゲンス
 第3章 人権相互依存不可分論
 第4章 量的拡大と質的強化の交錯の中で増幅する歪み
第4部 デロゲートできない権利の原理的基礎
 第1章 従来の基礎付けの議論
 第2章 秩序の構成原理としてのデロゲートできない権利

受賞

第37回(2004)安達峰一郎記念賞(国際人権の基礎――国際人権はいかにして可能か<ジュリスト1244号に掲載>と併せて受賞)

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