法律実務のパートナー

ジュリスト　1988年３月15日号(No.904)

1988年03月10日　発売
定価 0円(本体 0円)

【特集】脳死および臓器移植に関する法学者意見集
　◇社会的承認――ｔｏｌｅｒａｎｃｅからｄｉｖｅｒｇｅｎｃｅへ……阿南　成一
　◇「脳死および臓器移植についての最終報告」についての意見……五十嵐　清
　◇脳死および臓器移植……金澤　文雄
　◇脳死および臓器移植について……小林　孝輔
　◇脳死問題への寸言……小林　直樹
　◇脳死および臓器移植……澤登　俊雄
　◇脳死の社会的承認について……田中　成明
　◇社会的合意と自己決定権……中　義勝
　◇脳死について……長尾　龍一
　◇若干の提案――混迷の脳死論争収拾のために……中谷　瑾子
　◇脳死および臓器移植……野田　寛
　◇脳死問題を考える筋道と「社会的合意」論……星野　英一
　◇脳死論の覚え書き……町野　朔
　◇〔資料〕脳死および臓器移植についての最終報告（日本医師会生命倫理懇談会）……

〔論説〕
　◇裁判の公開――メモ禁止訴訟東京高裁判決を契機に（新・ジュリストの目）……奥平　康弘／田中　輝和／樋口　陽一／藤森　勝年
　◇刑事公判と一般傍聴人のメモ――東京高判昭和６２・１２・２５（新・ジュリストの目）……田中　開
　◇防火管理責任と過失結果犯――千日ビル火災事件控訴審判決――大阪高判昭和６２・９・２８……松宮　孝明
　◇婚姻及び親子に関する法例の改正要綱試案の説明……南　敏文
　◇〔資料〕婚姻及び親子に関する法例の改正要綱試案（法務省民事局参事官室）……
　◇ソビエト刑事司法のペレストロイカ……森下　敏男
　◇〈連載〉日本不法行為法リステイトメント（続）――（１７）過失相殺――被害者側の事情のしんしゃく……森島　昭夫

〔書評〕
　日本民主法律家協会司法制度委員会編『全裁判官経歴総覧』……広中　俊雄

〔時の判例〕
　◇公職選挙法１０４条の引用する地方自治法１４２条にいう「主として同一の行為をする法人」の意義――最３小判昭和６２・１０・２０……岩渕　正紀
　◇課税処分と信義則の適用――最３小判昭和６２・１０・３０……石川　義則
　◇地方税法４１５条１項にいう「関係者」の意義――最３小判昭和６２・７・１７……石川　義則

〔商事判例研究〕
　◇私設市場における商品先物取引――委託契約の効力と不当勧誘による不法行為――札幌地判昭和５９・５・２４……黒沼　悦郎
　◇事業協同組合における組合員の除名――名古屋地判昭和５８・５・３０……大野　正道

〔労働判例研究〕
　懲戒規定を欠く場合の懲戒解雇（洋書センター事件）――東京高判昭和６１・５・２９……諏訪　康雄

〔時の経済〕
　年頭教書から診た米国経済……

〔ＪＵＲＩＳＴ ＮＯＴＥ〕
　弁護人の上訴権に関する大法廷決定（昭和６３・２・１７）……

〔巻頭随想／随想〕
　◇「ｔｈｅ ｒｉｇｈｔ ｔｏ ｂｒｅａｋ ｔｈｅ ｌａｗ」……大橋　智之輔
　◇「国法仏法牛角論」の提唱――古都税紛争からの教訓……池田　政章
　◇鞭打ち症の医療水準……渡辺　富雄

〔租税判例研究〕
　破産法人の清算所得に対する予納法人税と破産法上の財団債権――最３小判昭和６２・４・２１……水野　忠恒

〔海外法律情報〕
　◇フランス――汚職一掃をめざす政治倫理法案……大山　礼子
　◇西ドイツ――国の賠償責任を問う森林被害保障……齋藤　純子

〔弁護士実務の最前線〕
　日本ではアメリカの弁護士資格は役に立たないのか……原　秋彦