法律実務のパートナー

ジュリスト　1984年７月１日号(No.817)

1984年06月25日　発売
定価 0円(本体 0円)

〔巻頭言〕
　会社法の再生のチャンスを生かそう……鴻　常夫

【特集】借地借家の新動向
　◇短期賃貸借制度等をめぐっての「業者」の活動の実態……東北大学短期賃貸借制度研究会／鈴木　禄彌／杉本　幸雄／山野目　章夫
　◇「借地方式住宅・宅地供給に関する調査」をまとめて……水本　浩
　◇〔資料〕借地方式による住宅・宅地供給に関する調査（（財）地域開発研究所）……

〔論説〕
　◇借地更新料の不払と借地契約の解除――最高裁昭和５９年４月２０日第２小法廷判決……宮崎　俊行
　◇「相続開始を知った時」の意義――最高裁昭和５９年４月２７日第２小法廷判決……浅見　公子
　◇西ドイツ連邦憲法裁判所の国勢調査判決（上）……鈴木　庸夫／藤原　静雄

〔時の判例〕
　◇有限会社の社員総会における定款変更決議不存在確認の訴えの適否――最２小判昭和５９・３・２３……塩崎　勤
　◇名誉侵害を理由とする慰藉料請求権と行使上の一身専属性の喪失事由／名誉侵害を理由とする破産者の慰藉料請求権が破産終結決定後に行使上の一身専属性を失った場合と破産法２８３条１項後段の適用の有無――最１小判昭和５８・１０・６……遠藤　賢治
　◇併合罪の各一部につき第１審控訴審及び上告審において順次無罪の判決があった場合と費用の補償請求――最１小決昭和５８・１１・７……中川　武隆
　◇公職選挙法１３８条１項，昭和５７年法律第８１号による改正前の公職選挙法２３９条３号の各規定と憲法３１条――最３小判昭和５９・２・２１……濱野　惺
　◇刑法３６条にいう「急迫不正ノ侵害」にあたるとされた事例――最２小判昭和５９・１・３０……松浦　繁

〔会社の実務〕
　株主総会をめぐって……南　忠彦

〔商事判例研究〕
　◇代表取締役の決算報告書の作成と債務の承認――最３小判昭和５６・６・３０……吉川　栄一
　◇代表取締役の実兄および妻にあたる取締役の第三者に対する責任――福井地判昭和５５・１２・２５……椎原　国隆

〔労働判例研究〕
　退職金協定の余後効（香港上海銀行事件）――大阪地判昭和５８・３・２８……山口　浩一郎

〔渉外判例研究〕
　オランダ人と日本人の離婚と子の後見人指定――広島家裁昭和５５・１２・１調停……国友　明彦

〔時の経済〕
　好決算の特徴と問題点……

〔巻頭随想／随想〕
　◇学生の「誤字，あて字」の実態……中山　研一
　◇また換骨奪胎か……中島　通子
　◇学生と酒……倉澤　康一郎
　◇姜求眞教授の急逝……宮澤　浩一／渥美　東洋

〔民法研究会〕
　子どもの事故と親に対する教師の通知義務――東京高判昭和５８・１２・１２……青野　博之

〔改正会社法セミナー〕
　（３９）……稲葉　威雄／江頭　憲治郎／鴻　常夫／河本　一郎／竹内　昭夫／龍田　節／西山　忠範／前田　庸／森本　滋

〔条例コーナー〕
　カラオケ条例……阿部　泰隆