【特集】死をえらぶ権利 ◇「死ぬ権利」を論ずる前に――いわゆる植物状態患者の医療はいかにあるべきか(座談会)……池田 節子/稲本 晃/金澤 文雄/鈴木 二郎/唄 孝一/宮本 忍 ◇「逝く人」と「安楽死」の実態……長倉 功 ◇死んでいく者への医療……中川 米造 ◇生死についての私見……丹羽 小弥太 ◇安楽死――ひとつの視点(1)……町野 朔 ◇米カリフォルニア州の自然死法について……宮野 彬 ◇分譲マンション紛争の実情と課題(座談会)(下)……星野 英一/中村 孝安/大塚 千里/早川 和男/吉田 敏夫/林 道三郎/米倉 喜一郎 ◇はじめに……加藤 一郎 ◇関連資料・法制審議会民法部会身分法小委員会中間報告(昭和50・8・1)…… ◇フランス法における相続人と相続分……稲本 洋之助 ◇西ドイツ法における相続人と相続分……泉 久雄 ◇イギリス法における相続人と相続分……浅見 公子 ◇アメリカ法における相続人と相続分……石川 稔 ◇おわりに……加藤 一郎 〔論説〕 追奪担保体系・権利供与体系と日本民法典――比較法制度史的スケッチ(5)〔「商品交換法の体系」研究ノート〕……川村 泰啓 〔時の判例〕 ◇割賦販売法2条のローン提携販売において買主の債務を売主が代位弁済して取得した求償権の遅延損害金について同法6条が類推適用される場合――最1小判昭和51・11・4……岨野 悌介 ◇保証人敗訴の判決確定後に主債務者勝訴の判決が確定した場合と保証人敗訴の確定判決に対する請求異議――最1小判昭和51・10・21……川口 冨男 ◇債務者の代理人が本人としてした作成嘱託及び執行受諾に基づき作成された公正証書の効力――最3小判昭和51・10・12……牧山 市治 ◇判決の言直しの効力――最1小判昭和51・11・4……香城 敏麿 〔会社の実務〕 企業と弁護士……岩城 謙二 〔商事判例研究〕 ◇記名式裏書の被裏書人の名称の抹消により白地式裏書になるか――福井地判昭和48・7・27……前田 庸 ◇委託者が故意に媒介による売買契約の成立を妨げたものとして宅地建物取引業者に報酬請求権を認めた事例――大阪地判昭和47・1・22……山崎 悠基 〔労働判例研究〕 労働協約・就業規則に基づいて発生する一定の休憩時間を付与し,かつそれを自由に利用させる債務の不履行の際に,使用者に時間外手当等の賃金相当額の損害賠償責任を認めることの可否――名古屋地判昭和50・12・5……中嶋 士元也 〔渉外判例研究〕 大韓民国法上の法定期間徒過後に提起された死後認知の訴の許否と法例30条――最2小判昭和50・6・27……山内 惟介 〔時の経済〕 200カイリ漁業時代の幕開け…… 〔巻頭随想/随想〕 ◇法の育ち……鴨 良弼 ◇社会と法……浅井 敦 ◇人権擁護委員と村八分……森 順次 ◇減速経済と高等教育の計画……大沢 勝 ◇OPECの内部対立とアメリカ……富塚 文太郎 ◇正月での雑感……金山 正信 〔連載・国際法をめぐる最近の動き〕 (6)ミグ25戦闘機着陸事件――領空侵犯を中心として……筒井 若水