法律実務のパートナー

ジュリスト　1976年７月15日号(No.617)

1976年07月10日　発売
定価 0円(本体 0円)

【特集】衆議院議員定数違憲判決
　◇議員定数違憲判決をめぐって（座談会）……伊藤　正己／雄川　一郎／久保田　きぬ子／清水　馨八郎／林　修三
　◇議員定数配分規定違憲判決の意義と問題点……芦部　信喜
　◇議員定数配分規定違憲判決における訴訟法上の論点……阿部　泰隆
　◇衆議院議員定数配分規定違憲訴訟に関する最高裁大法廷判決……越山　安久
　◇はじめに……千種　秀夫
　◇民法の改正について……千種　秀夫
　◇人事訴訟手続法の改正について……浦野　雄幸

〔論説〕
　◇振動規制法の成立をめぐって……渡辺　章
　◇「訪問販売等に関する法律」について……富田　真光／村田　成二
　◇法政策学序説（４）……平井　宜雄
　◇合衆国憲法の最近の動向〔第１５回〕――人種問題と法の下の平等（２）……トマス・Ｉ・エマスン／木下　毅
　◇会社更生手続開始と根抵当確定の有無（下）……山内　八郎

〔研究会〕
　憲法問題研究会の回顧……佐藤　功

〔時の判例〕
　◇公職選挙法１４２条，２４３条３号にいう頒布の意義――最１小判昭和５１・３・１１……香城　敏麿
　◇夫の運転する自動車に同乗する妻が右自動車と第三者の運転する自動車との衝突により損害を被った場合において夫にも過失があるときと民法７２２条２項――最１小判昭和５１・３・２５……榎本　恭博
　◇建造物侵入罪の客体となるいわゆる囲繞地にあたるとされた事例――最１小判昭和５１・３・４……寺沢　栄
　◇起爆装置の欠陥により爆発しない手製爆弾の導火線に点火して投てきした行為が爆発物取締罰則１条にいう爆発物の「使用」にあたるとされた事例――最３小判昭和５１・３・１６……内藤　丈夫

〔会社の実務〕
　優先株発行と株券の記載……竹中　正明

〔銀行の実務〕
　相殺適状の時期……鈴木　正和

〔商事判例研究〕
　◇有限会社の社員総会における招集手続の省略につき総社員の暗黙の同意を認定した事例――東京高判昭和４８・１０・２５……上原　敏夫
　◇営業譲渡において不法行為債務の承継が認められた事例――福岡地判昭和４７・３・２１……田村　諄之輔

〔労働判例研究〕
　整理解雇と信義則／人員整理を理由とする組合役員らの解雇が不当労働行為とされた事例――東京地判昭和５０・３・２５……奥山　明良

〔時の経済〕
　電気料金値上げとその問題点……

〔巻頭随想／随想〕
　◇アメリカの光と陰……清水　英夫
　◇此頃想うこと……高窪　貞人
　◇重い足どり……子安　美知子

〔租税判例研究〕
　株式信託契約に基づく信託受益権の評価に際し相続開始後少なくとも５年間解除しえないという事情を考慮する必要がないとした事例――福岡地判昭和４９・１０・１……碓井　光明

〔連載・主要国のカルテル規制〕
　第１０回　イギリスのカルテル規制（１）……大熊　まさよ