法律実務のパートナー

ジュリスト　1976年２月１日号(No.605)

1976年01月25日　発売
定価 0円(本体 0円)

【特集】公安条例最高裁判決
　◇公安条例判決の動向……江橋　崇
　◇公安条例違反事件と可罰的違法性――１０・２４最高裁判決をめぐって……江藤　孝
　◇徳島市公安条例に関する二つの最高裁大法廷判決と愛知県等の公安条例に関する五つの小法廷判決・決定……小田　健司
　◇資料・公安条例に関する判例一覧表〔昭和４１年３月～５０年１２月〕……角替　晃

〔論説〕
　◇大阪空港控訴審判決と公共施設の差止め……森島　昭夫
　◇大阪空港事件控訴審判決と権力分立論……原田　尚彦
　◇スト権ストと損害賠償請求……後藤　清
　◇住居の不可侵と行政強制――いわゆる「裁判官留保」をめぐる西ドイツの判例の動向……広岡　隆
　◇特許発明等の実施に係る裁定制度について……喜田　勝治郎
　◇「育児休業法」の成立とその背景――女が社会的に働きつづける現実の検討（上）……広田　寿子
　◇価格と法律……牧瀬　義博
　◇合衆国憲法の最近の動向〔第４回〕――ある種の思想・表現と基本的権利（ｐｒｉｖｉｌｅｇｅｓ）ないし公的地位（ｐｏｓｉｔｉｏｎｓ）の否認……トマス・Ｉ・エマスン／木下　毅

〔時の判例〕
　不法行為により死亡した国家公務員の得べかりし利益の喪失による損害賠償債権を相続した者が右公務員の死亡により遺族に支給される退職手当，遺族年金，遺族補償金の受給権者でない場合と相続した損害賠償債権額から右各給付相当額を控除することの可否――最２小判昭和５０・１０・２４……田尾　桃二

〔会社の実務〕
　従業員持株制度について……高野　弘一

〔商事判例研究〕
　◇株式買取請求権が行使された際の株式の価格の決定――上場株式の場合の一事例――横浜地決昭和４７・１・２１……関　俊彦
　◇保険金分配契約が公序良俗に違反して無効とされた事例――東京高判昭和４６・８・２７……石田　満

〔労働判例研究〕
　賞与を賃金の一部と認め，退職者に対する受給資格の剥奪が無効とされた事例――東京高判昭和４９・８・２７……秋田　成就

〔渉外判例研究〕
　外国法人の当事者能力の準拠法・認許されない外国法人の当事者適格――東京高判昭和４９・１２・２０……大須賀　虔

〔時の経済〕
　景気浮揚めざす予算案……

〔巻頭随想／随想〕
　◇不明を恥じる……木村　五郎
　◇ローエイシア東京国際会議の二晩……山田　弘之助
　◇コミュニティの自律権……小林　直樹

〔保険の実務〕
　企業向け火災保険……栗谷　啓三