【特集】改正刑法草案の課題 ◇改正刑法草案の批判に対する再批判(上)……小野 清一郎 ◇刑法の全面改正について――主として草案の批判……団藤 重光 ◇改正刑法草案の問題点――少数意見の立場から……佐伯 千仭 ◇改正刑法草案に対する若干の批判……平場 安治 ◇「改正刑法草案」と弁護士会の立場……渡辺 脩 ◇刑法全面改正に関する法制審議会の審議……鈴木 義男 〔論説〕 ◇公教育における教育の自由――教科書第1次検定訴訟判決を読んで……中村 睦男 ◇消費者の権利と不服申立資格――主婦連・ジュース裁判をめぐって……今村 成和 ◇消費者の権利を無視した東京高裁判決――景表法の消費者保護は「まぼろし」か……高田 ユリ ◇資料1・東京高等裁判所判決――東京高判昭和49・7・19…… ◇資料2・東京高判昭和49・7・19――第1準備書面…… ◇資料3・東京高判昭和49・7・19――第2準備書面…… ◇幼女の逸失収益……篠原 弘志 ◇刑事訴訟における当事者主義極端化への疑問――最高裁判例を中心として(下)……青柳 文雄 〔時の判例〕 ◇同一交通事故によって生じた物的損害に基づく損害賠償債権相互間における相殺の許否――最3小判昭和49・6・28……井田 友吉 ◇相続財産の限度での支払を命ずる判決が確定した場合における判決の効力――最2小判昭和49・4・26……田尾 桃二 〔会社の実務〕 改正商法における監査役(その2)……高野 弘一 〔商事判例研究〕 ◇航空機事故につき操縦士(機長)に業務上過失致死傷,航空法違反の罪責を認めた2審判決に対する上告が棄却された事例――いわゆる日本航空徳島便「つばめ号」墜落事件――最1小決昭和46・10・7……山崎 悠基 ◇一方が事業を遂行し,他方が出資して利益分配を受ける契約において,出資者は,相手方が事業を遂行しないことを理由に契約を解除し,出資金の返還を請求できるか――東京高判昭和46・7・30……沢野 直紀 〔労働判例研究〕 ◇団結権にもとづく妨害排除の仮処分申請が却下された事例――津地四日市支決昭和48・1・24……渡辺 章 ◇郵政職員のストライキを理由とする減給・戒告の懲戒処分の正当性――東京地判昭和48・6・28……萩澤 清彦 〔時の経済〕 ニクソン辞任後の経済情勢…… 〔巻頭随想/随想〕 ◇非行少年と家庭……三淵 嘉子 ◇非常勤講師給の安さ……須永 醇 ◇誤報の被害者……宮澤 浩一 ◇裁判官の文章……扇谷 正造 ◇人口問題と政策……黒田 俊夫 ◇行動の科学性……金澤 良雄 〔保険の実務〕 つり保険……栗谷 啓三 〔租税判例研究〕 税務訴訟における訴訟物と主張立証の期限――東京地判昭和47・4・25……木村 弘之亮 〔交通判例研究〕 道路左側端の路側帯を通行中の歩行者(66歳の男子)が,突然道路中央に飛び出したことにより発生した事故と信頼の原則の適用――大阪高判昭和47・7・26……久保 哲男