【特集】子どもの権利現代の親子関係 ◇現代の親子問題――子どもの利益を中心に(座談会)……遠藤 豊吉/島津 一郎/高井 吉夫/沼辺 愛一/長谷川 知賢/山本 厳夫 ◇子奪い合い紛争の解決基準……湯沢 雍彦 ◇離婚後の子どもの権利保護……明山 和夫 ◇未成年の子の監護・養子縁組をめぐる紛争の処理と展望……野田 愛子 ◇幼児殺傷・遺棄――いわゆる「親不知子不知時代」の背景と分析ならびに対応……中谷 瑾子 ◇児童相談所に見る現代の親子問題――子どもの人権確保を中心に……村田 松男 〔論説〕 ◇海洋法の新しい動き(3)――漁業資源の保存と配分……小田 滋 ◇ケルゼン――人と業績……鵜飼 信成 ◇美濃部達吉先生の印象――人と学問……柳瀬 良幹 ◇労働組合のリボン闘争……本多 淳亮 ◇交通事故死者に係る損害賠償に関する調査結果について……小林 哲一 〔時の判例〕 道路交通法70条,119条2項,1項9号は過失犯処罰規定を欠く同法の他の各条の運転者の義務違反の罪の過失犯たる内容を有する行為にも適用されるか――最1小判昭和48・4・19……小田 健司 〔会社の実務〕 商法改正案による抱合せ増資……竹中 正明 〔銀行の実務〕 銀行あて貨物輸送制度について……山野 一郎 〔商事判例研究〕 ◇商法265条に違反する手形引受の善意の手形取得者に対する効力――大阪高判昭和45・8・29……渋谷 光子 ◇融通手形の振出人が所持人に手形金を支払った場合,受取人が所持人等自己の後者に対して,しからざれば負うことあるべき遡求義務を免れたのは振出人の損失において利得したことになるから,振出人は受取人に対して不当利得にもとづく返還請求をなしうるか――東京地判昭和45・2・27……喜多川 篤典 〔労働判例研究〕 ◇隠しマイクにより授業内容を録音し,これを理由に教員を解雇することは許されないとされた事例――東京地判昭和47・3・31……保原 喜志夫 ◇他の事業所における争議行為の応援と年次有給休暇の成否――最2小判昭和48・3・2……花見 忠 〔渉外判例研究〕 ◇特許法104条の出願日とはパリー条約4条による優先権の主張を伴う出願の場合,第1出願日か,現実の国内出願日か――東京地判昭和46・11・26……豊崎 光衛 ◇在日韓国人に対する禁治産宣告申立事件において,韓国法により「限定治産(準禁治産)」の宣告をし,後見人を選任した事例――長野家飯田支審昭和46・12・23……溜池 良夫 〔時の経済〕 田中内閣1年の経済政策…… 〔U.S.Leading Cases)〕 条例によるジェット機の夜間発着の禁止…… 〔巻頭随想/随想〕 ◇マスコミの倫理……芦部 信喜 ◇天皇の定年制……永井 憲一 ◇厳かに死ぬ権利……宮野 彬 ◇水利用と利用規制……中野 尊正