法律実務のパートナー

ジュリスト　1970年10月15日号(No.464)

1970年10月10日　発売
定価 0円(本体 0円)

【特集】水利用の合理化と水利権
　◇水利権と水資源の高度利用……金澤　良雄
　◇慣行水利権の私権性と問題点……小林　三衛
　◇慣行水利権の実態と問題点――筑後川……宮地　米蔵
　◇河川水利秩序の再編成過程……佐藤　武夫
　◇首都圏――利根川水系（「水」問題の現状（１））……玉城　哲
　◇中部圏――木曽川水系（「水」問題の現状（２））……太田　更一
　◇近畿圏――淀川水系とびわ湖（「水」問題の現状（３））……木村　春彦
　◇農業用水の合理化について……守谷　一郎
　◇水利権の合理化についての考え方……柳　晃
　◇資料・慣行水利権について（建設省河川局水政課）／都市化過程における農業水利（農業水利問題研究会）……

〔論説〕
　◇債務の弁済および代物弁済は破産法第３７４条第１号にいう財産の不利益処分にあたるか――最高裁大法廷昭和４５年７月１日判決（昭和４１年（あ）第１５９０号破産法違反被告事件）……霜島　甲一
　◇少年法と適正手続……松尾　浩也
　◇アメリカにおける公務員の労働基本権について――連邦公務員の団体交渉権を中心として（２）……金子　宏
　◇昭和４５年度秋季学会予告（１）……
　◇フィンランド・スェーデン・スペインおよびインドの裁判所……塚本　重頼
　◇河合義和著「公害法体系」を読む……鵜飼　信成
　◇公衆の健康に関する罪（その２），アヘン煙に関する罪，通貨偽造の罪（その１）（刑法改正作業レポート４７）……奥村　誠

〔会社の実務〕
　転換社債の株式転換……吉田　清見

〔商事判例研究〕
　◇定款に「株主は新株引受権を有するものとし，その割当比率，方法その他の事項は取締役会の定めるところによる」旨の定めがある場合に取締役会の決議により新株の一部について公募をすることができるか――東京高判昭和４３・１２・１７……関　俊彦
　◇受取人の名称として受取人の氏のみを記載した約束手形の効力――約束手形の受取人として「中野」，第１裏書人として「中野はる江」と記載されている場合に裏書の連続を認めた事例――京都地判昭和４２・６・２０……西島　梅治

〔労働判例研究〕
　◇事実の誤認に基づき昇給延伸の懲戒処分を受け，かつ右処分を社内に掲示された従業員らに対し，各金３万円の慰謝料の支払を会社に命じかつその旨を社内に掲示するよう命じた事例――横浜地川崎支判昭和４４・３・２４……松田　保彦
　◇就業規則による起訴休職の効力――東京地判昭和４４・６・２６……香川　孝三

〔時の経済〕
　予算編成の問題点……

〔巻頭随想／随想〕
　◇裁判未来学……植松　正
　◇条理と自然法……大塚　市助
　◇転任の弁……石田　喜久夫
　◇野球のルールと法律……神田　順治

〔保険の実務〕
　生命保険と相互会社……中村　敏夫

〔租税判例研究〕
　◇従業員の学資に充てるために給付された金員が所得税法９条１項１９号所定の非課税所得に該当しないとされた事例――東京地判昭和４４・１２・２５……渋谷　達紀
　◇更正の請求によらないで納税申告の無効を主張することが許されるか――申告における誤りの客観的明白性――東京地判昭和４５・１・２２……小早川　光郎