法律実務のパートナー

ジュリスト　1968年９月15日号(No.406)

1968年09月10日　発売
定価 0円(本体 0円)

【特集】医療制度の問題状況
　◇医療史からみた医療制度の問題点……川上　武
　◇医療制度のしくみとその問題点……唄　孝一
　◇大学医学部の立場からみた医療問題――東大医学部の現状分析と将来計画を中心に……白木　博次
　◇医療保険制度の問題点――抜本改革試案をめぐって……佐口　卓
　◇医療をめぐる紛争――その経緯と根源……今井　一男
　◇医療紛争の根元と問題点……小山　路男
　◇医師法の一部改正……黒木　延
　◇医育者の反省……懸田　克躬
　◇青年医師連合の理論と実践――医療の帝国主義的再編に対決するわれわれの闘い……青年医師連合中央書記局

〔論説〕
　◇予防接種事故の法的責任とその被害者救済……成田　頼明
　◇天皇機関説事件――史料は語る〔第１９回〕……宮沢　俊義
　◇消費者保護基本法について――その問題点と運用への期待……正田　彬
　◇西独サリドマイド裁判（下）……藤木　英雄
　◇西ドイツ刑法総則代案をめぐって（３・完）――ミュンスター会議の一記録……ユルゲン・マイアー／小暮　得雄（共同構成）／能勢　弘之（共同構成）

〔時の判例〕
　◇商号の使用を許諾した者の営業とその許諾を受けた者の営業との業種が異なる場合と商法２３条の責任／右の場合において商法２３条の責任があるとされた事例――最１小判昭和４３・６・１３……小倉　顕
　◇偽証についての起訴猶予処分と上告理由――最１小判昭和４３・５・２……奥村　長生

〔会社の実務〕
　株主総会委任状……橋本　孝一

〔商事判例研究〕
　◇遺言による寄附行為は，遺言作成後になされた生前寄附行為が目的を達しないうちは，生前寄附行為と抵触せず，有効に存続している――名古屋高判昭和４０・５・３１……喜多川　篤典
　◇利得償還請求権の消滅時効期間――名古屋高金沢支判昭和４０・７・１９……加藤　勝郎
　◇手形不渡処分を免れるため銀行に手形金相当額を預託して異議申立を依頼したときの法律関係――銀行が取引先に対する債権を自働債権とし右の預託金返還請求権を受働債権としてなした相殺の効力――東京地判昭和３９・４・３……田村　諄之輔

〔労働判例研究〕
　一括加入申込者達のうち，加入承認の遅れた（約３年）一部の者のみと組合間の「加入承認は加入届の日附に遡るので，組合費の遡及支払を確認する」という内容の合意の効力について――大阪地判昭和４０・２・４……前田　政宏

〔法律実務教室〕
　国際契約（１）――国際契約と適用法規……澤木　敬郎

〔時の経済〕
　「所得政策の季節」来る……

〔巻頭随想／随想〕
　◇『金銭授受』のいろいろ……三戸岡　道夫
　◇ナポレオンと法学教育……飛沢　謙一
　◇労働組合の国際交流……久保　敬治
　◇湯のまち異変……石神　兼文
　◇法条改正のかげに……河野　義克

〔保険の実務〕
　生命保険契約の契約日……中村　敏夫