法律実務のパートナー

ジュリスト　1958年８月15日号(No.160)

1958年08月10日　発売
定価 0円(本体 0円)

〔巻頭言〕
　８月１５日によせて……

〔論説〕
　◇問いの暗示性と供述の信頼度――裁判官についての一実験……植松　正
　◇共謀共同正犯の要件および共犯者の自白と憲法第３８条第３項――練馬事件の上告審判決……岩田　誠
　◇沖縄における講和前補償の問題……桑田　三郎
　◇結婚年齢（図説家族法第１話）……加藤　一郎
　◇世界連邦都市と国際法……吉原　正八郎
　◇「悪の華」裁判……渡辺　五三九

〔座談会〕
　最近の世相と法律――暴力まかり通る（銷夏座談会）……大宅　壮一／小津　茂郎／神近　市子／野村　正男／三戸岡　道夫／宮沢　俊義

〔租税法セミナー〕
　租税徴収制度〔第３６回〕――滞納処分の手続・順序……田中　二郎／雄川　一郎／杉本　良吉／桃井　直造／忠　佐市／宇佐美　勝／三ケ月　章

〔ふぃにっくす〕
　匿名の倫理……

〔銀行の実務〕
　他所代金取立小切手の取扱……伊達　良治

〔商事判例研究〕
　◇貨物係が発行した空の小口扱貨物取扱通知書が金員詐取の手段に利用された場合と，被害者に対する会社の責任――東京高判昭和３０・５・２８……小町谷　操三
　◇会社により常務取締役の名称を与えられて，事実上会社の経理業務を担当している代表権限のない取締役が，直接代表取締役の名を以て振出した手形についての会社の責任――東京地判昭和３０・６・９……西山　忠範

〔労働判例研究〕
　◇労基法３３条若しくは３６条によらずに時間外及び休日労働をさせた場合の割増賃金の不払は処罰できないか――名古屋高判昭和３３・２・５……萩澤　清彦
　◇有給休暇請求権の性質と懲戒解雇無効の場合の賃金請求権の存否――大阪地判昭和３３・４・１０……花見　忠