《主な目次》 序 章 民事訴訟における処分権主義の諸相 第1章 金銭債務不存在確認訴訟に関する一考察 ──その機能と解釈の指針 はじめに 議論の状況 金銭債務不存在確認訴訟の訴訟法的機能 おわりに 第2章 同時履行関係と引換給付判決 問題の提起 ドイツ法における同時履行関係 日本法における同時履行関係 同時履行関係訴訟における当事者支配 訴訟対象拡張の可能性 おわりに 第3章 立退料判決 立退料判決の系譜 立退料判決と民訴法二四六条 第4章 権利抗弁概念の再評価 ──主張共通の原則の例外としての存在意義 はじめに 権利抗弁概念のルーツ 日本における権利抗弁概念と現在における機能的評価 おわりに 第5章 一部請求と相殺の抗弁 ──近時判例にみる処分権主義の展開 はじめに 一部請求及び相殺の抗弁に関する判例・学説の展開 ドイツ民事訴訟法の解釈論/処分権主義の観点からみた一部請求・相殺の抗弁 終 章 民事訴訟における情報秘匿の自由と限界 ──民事訴訟における自己決定権とその制約に関する基礎的考察 |