特集
基本7法を中心に、学習上苦手意識を持ちやすい論点や判例などに焦点をあて、『特集』を組んでいます。豊富な情報量、そしてさまざまな観点からのアプローチにより、複合的な視点から法律をつかめます。
平和と法学
法学教室は,2022年2月に開始されたロシアによるウクライナ侵攻を契機に,2023年2月号において「戦争と法学」という特集を組みました。それから3年――世界の戦火は消えることなく,その後に続いたガザ紛争やイラン核施設攻撃など,むしろ火の手は拡がり続けています。この世界において,法は無力なのでしょうか。2025年度最終号では,戦争と平和の相克を考えます。世界の秩序をコントロールしようと試みる国際法の役割と,各紛争を法的に位置づける視座を読み取っていただけると幸いです。そして何より大事なことは,それを手掛かりに,私たちに何ができるのか,世界はどうあるべきかを考え続けていくことだと思います。願わくは,二度と「戦争」を特集する必要のない世界を。
「時の問題」では,世界経済に深刻な影響を及ぼしているトランプ関税について,国際法の視点から解説をしていただきました。ぜひ特集とあわせてお読みください。
今号をもちまして,4つの講座連載が最終回を迎えました。次号からはまた4つの新連載が始まり,演習欄のご執筆陣も交代となります。
出会いと別れが交錯する3月。旅立ちの日を迎える方も多いと思います。訪れる春が,あたたかく晴れやかなものでありますように。


