法学教室2025年10月号(No.541)

最新号の詳細

法学を確実に身につけたい人の学習法律雑誌

特集


基本7法を中心に、学習上苦手意識を持ちやすい論点や判例などに焦点をあて、『特集』を組んでいます。豊富な情報量、そしてさまざまな観点からのアプローチにより、複合的な視点から法律をつかめます。

特集1 行政法学習における学説と実務/特集2 裁判所の今が知りたい!――チームで作る裁判所

光陰矢のごとし。2025年度も後半戦に入りました。


今月号の特集1は「行政法学習における学説と実務」。判例および立法実務・行政実務と学説の関係を考察します。判例と学説の間にいまだ乖離のある論点や,実務と学説との架橋が目指されている論点などを扱う5つの論稿を通じて,紅葉の秋らしく,行政法学習の彩りを深めてください。


特集2は「裁判所の今が知りたい!――チームで作る裁判所」。全国の裁判所では,裁判官だけでなく,事務官や書記官といった職種の人たちも多く働いています。司法を構成するほぼすべての要素が人であると言っても過言ではありません。担い手である人への信頼が,司法への信頼を作り上げます。裁判所で働く方たちは,どのようなチームワークのもとで裁判制度を支え,動かしているでしょうか。インタビューや座談会を通じて感じるのは,お互いの職分への配慮と敬意,フラットコミュニケーションの重要さ,「司法を担う」という共通意識の強固さです。組織論としても一読の価値ある特集となりました。法学部生のみなさまには,将来の進路選択の一助としていただけると幸いです。

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