第1章 はじめに 第1節 日本法に関する問題意識 第2節 題材─「法と経済学」 第3節 題材の題材─経済学 第4節 本書の構成 第5節 本書での効率性の意味 第6節 本書の限界 第2章 契約法の経済分析の基礎 第1節 コースの定理 第2節 修正(1)─リスク回避傾向 第3節 修正(2)─情報非対称 第4節 修正(3)─戦略的行動 第5節 修正(4)─合理性 第6節 契約法の経済分析一般の小括─経済学から契約法学へ 第3章 約 款 第1節 約款の特徴 第2節 消費者側の情報不完全 第3節 独占と競争 第4節 消費者の情報優位 第5節 小括 第4章 消費者信用 第1節 貸付─クレジットカードとサブプライムローン 第2節 消費者向け担保取得 第3節 小括 第5章 選択自由価値との交錯─予測能力への影響 第1節 リバタリアニズムと効率性 第2節 選択自由を重視する規範構造 第3節 価値観と予測能力 第4節 小括 第6章 日本法への示唆 第1節 消費者契約の一般的な問題点 第2節 拡張─バイアスを狙い撃ちにした条項を規制する可能性 第3節 試論的考察─日本法への接続可能性 第4節 残された課題─本書の限界に加えて おわりに |
第3回津谷裕貴・消費者法学術実践賞(学術賞) |