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公権力の行使概念の研究

公権力の行使概念の研究

俊英による新たな分析,行政法学界待望の研究書

仲野 武志 (東北大学助教授)/著


2007年03月発売
A5判上製カバー付 , 356ページ
定価 7,480円(本体 6,800円)
ISBN 978-4-641-13018-0


行政法 > 行政上の法律関係

在庫なし

「公権力の行使」概念を行政作用の中核領域で捉え,比較法研究をもとに本格的分析を行う。特に行政実体法の多元性・重層性の自覚のもと,「判例先取り」型の解釈論・立法論を展開し,「権利関係としての法」に対する「秩序構造としての法」を提示する試みは,示唆に富む。
目次
序 章
 第一節 公法における<公法的思考>と<私法的思考>
 第二節 前史(Ius Commune時代)
第一章 有機体
 第一節 有機体と権利関係
 第二節 ギールケ・ラーバント論争
 第三節 基体の法化
 第四節 イェリネク
 第五節 マイヤー
第二章 制 度
 第一節 初期オーリウ
 第二節 基体の法化
 第三節 中期オーリウ
 第四節 フランス公権論と権利否認論
 第五節 後期オーリウ
 第六節 制度理論の衰滅
第三章 法秩序
 第一節 初期ロマーノ
 第二節 中期ロマーノ(法秩序理論)
 第三節 中期ロマーノ(行政法理論)
終 章
 第一節 「権利に至らない利益」を組み込む利害調整法
 第二節 わが法制上の凝集利益
 第三節 <秩序構造としての法>と<権利関係としての法>
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