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家族と国籍

家族と国籍

奥田 安弘/著


1996年10月発売
四六判 , 218ページ
定価 1,870円(本体 1,700円)
ISBN 4-641-18267-1


国際法

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家族関係の国際化に伴い,国籍の問題が様々な形で噴出している。本書は,無国籍・重国籍の防止,国籍法における非嫡出子差別の撤廃など理論上,実務上の問題を具体的な事件を紹介しながら,わかりやすく解説した。戸籍の担当者や国籍問題に悩んでいる方々にお薦めする。
目次
《主な目次》
第1章 国籍の基礎知識
 国籍とは何か
 国籍の決定基準
 残された諸問題
 人権としての国籍
 国籍と戸籍の関係
第2章 無国籍の防止
 アンデレ事件
 「父母がともに知れないとき」
 逆転勝訴の最高裁判決
 実務の課題
 ヨーロッパ諸国の立法
第3章 重国籍の防止と容認
 帰化とは何か
 帰化における重国籍防止条件
 外国国籍の取得と日本国籍の喪失
 国際結婚から生まれた子どもの国籍
 ヨーロッパ諸国の立法
第4章 国籍法における非嫡出子差別の撤廃
 非嫡出子の国籍
 現行国籍法の違憲性
 胎児認知ができなかったケース
 胎児認知の届出が拒否されたケース
 欧州諸国の立法
第5章 中国残留日本人の国籍
 中国残留日本人とは?
 身元が判明した者の戸籍の回復
 中国への帰化による日本国籍の喪失
 中国人男性と結婚した残留日本人女性の国籍
 日中混血児の国籍
 身元不明孤児の就籍事件
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