Chapter structure
Quiz
Q3.1 19世紀に考案された写真術の名前をすべて選択すること。
a. ヘリオグラフィー b. ダゲレオタイプ c. フォトジェニックドローイング d. カロタイプ
Q3.2 デジタルカメラの販売台数がフィルムカメラの販売台数を上回ったのはいつか。
a. 1980年代 b. 1990年代 c. 2000年代 d. 2010年代
Q3.3 Deep Mind社の囲碁AI「AlphaGO」が囲碁の世界チャンピオンに勝利したのはいつか。
a. 1995年 b. 2007年 c. 2016年 d. 2021年
関連資料
1 太陽の記述,自然の鉛筆
【ダゲレオタイプと物質としての写真】→p.49
The Daguerreotype – Photographic Processes Series

【カロタイプと複製技術としての写真】→p.50
Talbot’s Processes – Photographic Processes Series

The Cyanotype – Photographic Processes Series

ジョージ・イーストマン・ミュージアムは世界で最も古い写真専門の美術館・フィルムアーカイブであり,オンラインで閲覧可能な写真史関連のコンテンツを多数公開している。上に挙げたダゲレオタイプ,カロタイプ,サイアノタイプ以外の技法の解説や,写真史のヴァーチャル展示なども公開されている。
【アマチュア写真文化の形成】→p.53
How Kodak invented the “snapshot” (2024年)

コダックはロールフィルム式で子どもでも手軽に撮影できる安価なカメラを発売することで,一般の人々が気軽に写真撮影を楽しむことができる文化を作り出した。それまではプロのカメラマンによってスタジオで撮影されることが多かったが,コダックによって一般の人々が手持ちのカメラで気軽に日常を撮影する「スナップショット」が可能になった。Voxの動画では,当時の豊富な図版や写真とともにコダックの戦略を紹介し,デジタル時代における凋落と現在に至るまでの影響を解説している。
2 デジタル画像とソフトウェアの視覚
【スプートニクとデジタル写真】→p.54
The Lunar Orbiter Camera at George Eastman House

アポロ計画で進められていた月面着陸に適する場所を探すため,人工衛星ルナ・オービターにはフィルム写真をスキャンして地上に送信する装置が搭載された。これにより,月の地表のほとんどが画像化され,月の地図が作成されることになった。
【画像と演算の歴史】→p.55
False Dawn: The Babbage Engine

コンピュータ・ヒストリー・ミュージアムによるチャールズ・バベッジと階差機関(ディファレンス・エンジン)についての解説。後にロンドン科学博物館で復元された階差機関を実際に動かして計算する様子を見ることができる。
【携帯電話と写真コミュニケーション】→p.58
「プリクラ」はたった2人で開発!?『平成ブーム』誕生の裏側のぞきます!(2021年1月11日放送「news every.」より)

プリクラはゲーム会社で開発され,当時普及を始めたホームビデオ,動画から静止画を印刷できるビデオプリンタ,テレビを組み合わせることで生まれた。フレーム合成の着想源やヒットのきっかけなど,開発者へのインタビューと再現映像から,わかりやすく解説されている。
久保友香, 2020, 『「盛り」の誕生――女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識』太田出版
本章では十分に取り上げられなかったプリクラや自撮り,加工文化など,日本の写真コミュニケーションの歴史を,テクノロジーとの関係から論じている。写真の加工技術は,化粧やファッション,そのためのノウハウの蓄積や共有のためのメディアの変化と切り離すことはできない。同時代の都市の変化(第7章)との関係についても知ることができる。
プリ機『Chaile』紹介動画【FURYU】(2022年)

インスタ以降も根強い人気を誇るフリューのプリクラ機の紹介。加工によって目や顔を「盛る」ためのツールをこえて,もはやプリクラは自分を取り巻く「世界観」すら変えてしまう装置になっているのかもしれない。フリューは「すべてのガールズをHAPPYに」を掲げるガールズ総合研究所でトレンド調査も手がけている。
【コダックとインスタグラム】→p.59
The Rise and Fall…and Rise of Kodak(2020年)

イーストマン・コダック社はほぼ1世紀にわたってフィルムカメラと写真市場を独占するだけでなく,大衆文化に影響を与え,ブランドを確立してきた。しかしデジタル化の波に対応できず,縮小を続け,2012年に破産を申請する。皮肉なことに,最初のデジタルカメラの1つを開発したのはコダックのエンジニアだったスティーブ・サッソンだったにもかかわらずである。そして,2020年のコロナ禍のさなかにコダックは政府の融資を受けて治療薬の開発を行うことになった。製薬会社に転換したのである。この転換は,日本の富士フィルムと比較すると興味深い。
インスタグラム「#フィルムカメラ」「#写ルンです」投稿
2022年10月現在,インスタグラムで「#フィルムカメラ」で検索すると405万件以上,「#写ルンです」は112万件以上の写真が投稿されている。とくに2010年代後半以降のフィルムカメラの再流行現象は,単なるアナログメディアの懐古ではなく,スマートフォンやSNSと結びついた「新しいアナログ」「デジタル以降のフィルム」文化の創造ともいえる現象だった。
indigo la End – 忘れっぽいんだ(2023年)

ほとんどすべての写真がデジタルになり,スマートフォンのカメラが標準になったことで,逆に私たちはフィルム写真の特性や,デジタル写真にできないことを再発見しているのかもしれない。紙の写真が古くなることや,未現像のフィルムを現像するという経験は,データとしての写真にはない写真の物質性に支えられていた。
「RETRO TECH」 ポラロイド編

How Polaroid Went From Celebrity Favorite To Bankruptcy | Rise And Fall

ポラロイドは,その場で写真を現像し共有することを可能にした。それは今では当たり前であるが,写真の歴史においては大きな技術革新でもあった。その意味でポラロイドはインスタグラムの先駆ともいえるし,実際にインスタグラムの初期のアイコンはポラロイドを模したデザインを採用していた。1970年代に最盛期を迎えたあとポラロイドは短い動画を撮影し,即時で見ることができるインスタントビデオ・システム「ポラヴィジョン」を発売するが,高価なため普及せず失敗。これもまた,現在盛んなショートムービーの共有に先駆けていたと見ることもできる。デジタル化の波を受けて2001年にポラロイドは破産を申告,08年にインスタントフィルムの生産を停止する。しかし,10年代にインスタントカメラとポラロイドは復活することになる。
3 機械の認識とセンサーの知覚
【カメラとセンサーの統合】→p.62
History of the iPhone Camera(2021年,解説編)

History of the iPhone’s Camera

2007年の初代iPhoneから21年のiPhone13 Pro MAXまでのカメラ機能の推移がコンパクトにまとめられている。最初のiPhoneカメラはけっして高性能とはいえないものだったが,カメラ機能の向上とともにとくに10年代後半からさまざまなセンサー機能と統合されることで発展してきたことがわかる。
iPhone 11 Introduction: September Event 2019 — Apple

トリプル・カメラ・システムを搭載したiPhone11 Proが紹介された2019年のアップルのイベントの様子(46:56~)。i “Phone”であるものの,電話機能についての紹介はない。ほとんどがカメラ機能とスクリーンの解説に費やされており,スマートフォンの技術開発の中心がスクリーンとカメラとセンサーになっていることがわかる。
NewJeans (뉴진스) ‘ETA’ Official MV(2023年)


NewJeansの「ETA」のMVはiPhone 14 Proで撮影されている。MVには随所にメンバー自身による移動しながらの自撮りが挟まれるが,激しいダンスが含まれるにもかかわらず,映像はブレることなくフォーカスを維持し続ける。これはiPhoneのカメラがセンサーと連動することで,対象への焦点を維持したまま,自動的にブレを補正した映像を得ることを可能にしているからである。なお,このMV自体がiPhoneのCMにもなっている。
【コラム4 画像認識と不平等の自動化】→p.64
Machine Learning and Human Bias(2017年)

機械学習(Machine Learning)は一見,自動的で客観的な手法に見えて,さまざまな人間の偏見が入り込む可能性を持つ。Googleの動画では,機械学習の仕組みと,一見中立的な技術に人間の偏見が入り込むいくつかの事例を解説している。
【Deep Mindの画像処理】→p.64
AlphaGo – The Movie | Full award-winning documentary(2017年)

Google Alphabet傘下のDeep Mind社が開発した囲碁AIであるAlphaGoは,2016年世界チャンピオンのイ・セドルを打ち破った。その開発過程を追い,関係者へのインタビューを中心に構成されたドキュメンタリー映画。AIもまた数多くの人間による協働の成果であることがわかる。AIを鏡のようにして問われているのは,結局のところ人間とは何かであるのかもしれない。
What facial recognition steals from us(2019年)

スマートフォンによる写真撮影,ソーシャルメディアによるネット上での写真の共有,顔認識のアルゴリズムの発達。これらが組み合わさることで,私たちはたった1枚の写真から,あるいは街中の監視カメラに映った顔から,個人を特定され,個人情報と結び付けて解析されるようになった。自撮り(Selfie)や顔認識技術を使ったフィルターの流行は,いつの間にか,そうした個人を特定し解析する技術の一部となっていたのである。
How Google Lens helps you search what you see | Search(2021年)

Google Lens: Urmila’s Story(2019年)

画像認識の技術は,個人を特定し解析し追跡する技術にもなりうるが,それだけではない。Google Lensが示すのは,画像認識を応用した実世界の検索であり情報化ともいえる技術である。またそれを自動翻訳や読み上げと組み合わせることでそれが必要な多くの人々を支援する技術にもなる。結局のところ,ある技術のどのような利用を促進し,そのような利用を制限するかは,人間の側の問題である。
【都市空間とセンサーの遍在】→p.66
Waymo 360° Experience: A Fully Autonomous Driving Journey(2018年)

Googleの自動運転車のプロジェクトであるWaymoによる自動走行を体験できる360度動画。カメラとセンサーが協働することで機能する自動走行車の「目」がいかに周辺環境を認識しているかを可視化して示している。
【プログラムアース】→p.67
Live High-Definition Views from the International Space Station (Official NASA Stream)

国際宇宙ステーション(ISS)にはさまざまなカメラとレーダー,観測装置が搭載されている。NASAのライブストリームでは,ISSに設置されたカメラから撮影された地球の様子をリアルタイムで見ることができる。
NASAが公開している画像と動画のオンラインライブラリ。NASAは宇宙空間の平和利用と宇宙探査のための機関だが,さまざまなカメラとレーダーによって地球と宇宙空間を観測し続けてきた。NASAのライブラリでは,さまざまな観測装置や撮影された画像を確認することができる。それは私たち人間の感覚のスケールを超えた写真である。
地球が放つ“光”を分析せよ:脱炭素社会の実現に向けた手がかりを探るNASAの挑戦
NASAはサハラ砂漠から巻き上がる砂煙が気候に及ぼす影響を分析するために,国際宇宙ステーション(ISS)に新たに高度な分光器を搭載し,地球が発する光から大気中の微粒子の組成を分析,乾燥地帯の鉱物資源と砂煙の循環を可視化する。これによって,地球の炭素循環に与える砂煙に含まれる化学物質の影響を測定することが可能になる。
The 1995 Hubble photo that changed astronomy

ハッブル宇宙望遠鏡は肉眼ではほとんど星のない領域に1500から2000の銀河が存在することを観測した。この発見は宇宙の広がりや銀河系の歴史についての研究を促進し,天文学を発展させることになる。
Why the James Webb Space Telescope looks like that

ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡(JWST)は,ハッブル宇宙望遠鏡でも観測できなかった,ビッグバン後に誕生した銀河の最初の段階を観測するために開発された。JWSTは,人間の知覚や地球の歴史すら超えて,宇宙の歴史を視野に収めようとしている。
【コラム5 LiDARスキャンとアンコールワットの考古学】→p.68
How LIDAR Scans Reveal Angkor’s Hidden City(2014年)

空中からのLiDARスキャンによって,隠されていたアンコールワットの遺構の形状の詳細が明らかになった。これによって文明の衰亡に関するこれまでの説明も見直されることになる。レーダーと結びついた撮影技術は,考古学や歴史学の知見を更新することにも役立っている。
【さらに考えるために】
椎名林檎 – ギブス( 2000年,監督:番場秀一)

東京事変 – 閃光少女( 2007年,監督:児玉裕一)

BUMP OF CHICKEN「記念撮影」(2017年,監督:東市篤憲)

これらの曲で歌われている「写真」「撮影」「レンズ」「ピント」「シャッター」は,いったいどのようなものだろうか。それはフィルムカメラで撮影された写真だろうか,デジタルカメラだろうか,あるいはスマートフォンのカメラだろうか。私たちは「写真」という言葉を使い続けているが,それが意味するものは少しずつ変わり続けている。そして私たちは現在の「写真」という言葉のなかに,過去の「写真」が積み重ねてきた意味と記憶を,部分的に保持し続けている。
参考文献
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- マノヴィッチ,レフ,2013,堀潤之訳『ニューメディアの言語――デジタル時代のアート,デザイン,映画』みすず書房
- マノヴィッチ,レフほか,2018,久保田晃弘・きりとりめでる訳・編著『インスタグラムと現代視覚文化論――レフ・マノヴィッチのカルチュラル・アナリティクスをめぐって』ビー・エヌ・エヌ新社
- ミッチェル,ウィリアムJ.,1994,伊藤俊治監修・福岡洋一訳『リコンフィギュアード・アイ――デジタル画像による視覚文化の変容』アスキー
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- 富田英典,2009,『インティメイト・ストレンジャー――「匿名性」と「親密性」をめぐる文化社会学的研究』関西大学出版部
- アーリ,ジョン&ラースン,ヨーナス,2014,加太宏邦訳『観光のまなざし(増補改訂版)』法政大学出版局
- Yoshida, Junko, 2019, “How camera phones changed the world,” The EE Times(URL=https://www.eetimes.com/how-camera-phones-changed-the-world/?utm_source=eetimes&utm_medium=networksearch)
- Zylinska, Joanna, 2017, Nonhuman Photography, MIT Press.