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書斎の窓

 

編集室の窓

六法編集部から……

 今年の通常国会での法案成立率は、97.5%と第1次安倍政権の2007年以来、9割超えとなり、会社法・行政不服審査法の改正など重要法律の改正が多数となりました。9月に刊行されるポケット六法の検討にあたっては、各部署の若手部員と意見交換会をしました。また、今年から最新の改正条に傍線を引くことで、最新改正が一目で分かる新たな工夫をしています。

毎年検討・改良を重ねる小社六法にどうぞご期待ください。 (O)

雑誌編集部から……

 雑誌編集部では、ムックや単行本も多数刊行しています。「実務に効く 判例精選」シリーズは、近刊『実務に効く 事業再生判例精選』がシリーズ6冊目。会社法改正、行政不服審査法改正を機とした単行本企画も進行中です。もちろん、秋の定期雑誌特集も充実しています。ジュリストは「会社法改正」「金商法改正」、法学教室は「条文から読み込む会社法」「条文の組み合わせから考える民事訴訟法」を進めているところです。ご期待下さい。 (K)

法律編集部から……

 第186回通常国会にて、会社法の改正が成立しました。それを受け、江頭憲治郎『株式会社法(第5版)』が発売となりました。法改正のみならず、気になる最高裁判決も次々と現れています。できるだけ新しい情報を、きちんとお届けできますよう、体系書、教科書の新版を確実に刊行していきたいと準備を進めております。また、夏から秋にかけ、渾身のご論文を収録した研究書も刊行して参ります。ご期待ください。 (F)

経済・人文編集部から……

 好評の新シリーズ、ストゥディア。この秋、経済学分野から『都市・地域経済学への招待状』が出ます。今後も続けて刊行して参ります。ご期待ください。同じ「都市」を社会学から捉える『都市社会学・入門』、そしてアジア「地域」を分析した『重層的地域としてのアジア』が出ます。さらに、いま注目される『広報・PR論』『社会福祉研究のフロンティア』、産業政策のあり方を問う『計画の創発』など、新刊を続々と刊行します。 (S)

編集後記

 青島矢一先生の連載「経営学者が考える環境・エネルギー問題」が始まります。本号では、経営学者として厄介なテーマを扱う理由について、「エコポイント制度の罠」など政策面にも踏み込んで論じています。次号のテーマは太陽光発電システム。今から楽しみです。

 一方、若田部昌澄先生の「経済学史の窓から」、福永有夏先生の「続・平和宮の平和でない?日々」が最終回を迎えました。

 若田部先生の連載は、世界が直面する問題を踏まえ、経済学史を再検討するという、終始実践的な視点で貫かれた刺激的な内容でした。

 福永先生の連載は、ハーグの常設仲裁裁判所(PCA)で勤務した経験をもとに、投資仲裁の舞台裏から同僚のキャリア形成までを、そこで働く人たちの具体的な姿も織り交ぜ活写した、魅力溢れる文章でした。

 本号では3本の読み応えのあるコラムも掲載していますので、ぜひご一読ください。 (M)

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