法律実務のパートナー

ジュリスト　1986年４月１日号(No.857)

1986年03月25日　発売
定価 0円(本体 0円)

【特集】これからの企業法務
　◇これからの企業法務（座談会）――その現状と課題……竹内　昭夫／林部　實／星野　英一／堀　龍兒／丸山　保之／米田　樹一
　◇スペシャリストからゼネラリストへ……鈴木　治雄
　◇企業活動・商取引の国際化……原　壽
　◇経営者のみた法務戦略……盛田　昭夫
　◇わが国におけるＥＦＴ（電子資金移動）の進展に伴う法的諸問題……黒石　明邦
　◇危機に堪えうる法務を……高石　義一
　◇企業提携の活発化――合弁会社の実務と法を中心に……辛島　睦
　◇企業法務と弁護士のかかわり……橋元　四郎平
　◇法務とマネージメント……高任　和夫

〔論説〕
　◇湖沼法適用湖沼の指定……板橋　郁夫
　◇〈連載〉技術・情報による企業結合と法――（５）情報化による企業結合と反トラスト法……野木村　忠邦
　◇日本の消費者保護法と貿易摩擦――カナダからの比較文化的考察……デビッド・コーエン／カレン・マーチン／内田　貴（訳）
　◇検察官を当事者とする人事訴訟と手続保障（中）――最近の裁判例を中心として……奈良　次郎
　◇公害・環境問題と法理論――最近の公害・環境訴訟を中心に（その７）……淡路　剛久
　◇ＵＮＣＩＴＲＡＬ国際商事仲裁模範法……澤田　壽夫

〔書評〕
　◇山本草二著『国際法』……中村　洸
　◇井上正仁著『刑事訴訟における証拠排除』……鈴木　茂嗣
　◇上田徹一郎著『判決効の範囲』……井上　治典

〔時の判例〕
　◇いわゆる出勤簿整理時間の設定と右時間中の職務に従事する義務（兵庫県陸運事務所事件）――最２小判昭和６０・１１・８……北川　弘治
　◇候補者に舛本頼登と松本貞雄とがある場合に松本頼登又は松本ライトと記載された投票の効力――最２小判昭和６０・１２・２０……泉　徳治
　◇贈与者の第三者あて内容証明郵便が民法５５０条にいう書面に当たるとされた事例――最２小判昭和６０・１１・２９……塚原　朋一
　◇刑法１１７条の２の業務の意義／人の生命・身体の危険を防止することを義務内容とする業務と刑法２１１条の業務／易燃物の管理責任者につき業務上失火罪及び業務上過失致死罪が成立するとされた事例――最１小決昭和６０・１０・２１……安廣　文夫
　◇租税逋脱犯における逋脱所得金額の認定に当たりいわゆる財産増減法を用いることの適否――最２小決昭和６０・１１・２５……池田　眞一

〔会社の実務〕
　みなし併合手続をめぐる諸問題……竹中　正明

〔商事判例研究〕
　◇従業員持株制度の下での株式信託契約の効力――大阪高決昭和５８・１０・２７……出口　正義
　◇不動産売買仲介の報酬請求権の成否と報酬額算定の基礎――東京高判昭和５７・６・２８……山崎　悠基

〔労働判例研究〕
　就労要求実力行為に対する懲戒処分の相当性（ダイハツ工業事件）――最２小判昭和５８・９・１６……中窪　裕也

〔渉外判例研究〕
　イタリアから連れ去られた子の人身保護請求と外国監護裁判の承認――最３小判昭和６０・２・２６……中野　俊一郎

〔時の経済〕
　経団連６代目会長……

〔租税法研究会〕
　西ドイツ租税判例にみる立証責任分配（下）……木村　弘之亮

〔民法研究会〕
　売渡承諾書の交付と売買契約の成否――東京地判昭和５９・１２・１２……鎌田　薫

〔企業法務の最前線〕
　商社法務の２０年と現在の課題……堀　龍兒