派遣労働という働き方 | 有斐閣
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派遣労働という働き方

派遣労働という働き方 -- 市場と組織の間隙

多面的な分析が明らかにする本当の実態とは

島貫 智行 (一橋大学教授)/著


2017年04月発売
A5判上製カバー付 , 342ページ
定価 4,730円(本体 4,300円)
ISBN 978-4-641-16497-0
Temporary Agency Work:Lives and Careers at the Boundary of Market and Organization

人的資源マネジメント

在庫なし
受賞 書評等

制度改正等にも促される形で増加傾向にある派遣労働者は,分離した指揮命令関係と雇用関係のもと,いかなる困難に直面し,それをどう乗り越えようとしているか。質的調査で当事者視点に迫りつつ,「仕事の質」概念によって,その多様な側面を総合的に検討する。

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目次
第1部 派遣労働の捉え方
 第1章 問題設定──派遣労働とは何か
 第2章 先行研究の検討──どのように議論されてきたか
 第3章 分析の視点・枠組み・方法──どのように捉えるか
第2部 派遣労働者が経験する困難
 第4章 賃金と付加給付
 第5章 雇用の安定性と能力開発機会
 第6章 仕事の自律性と労働時間
第3部 派遣労働者が困難に対処する方策
 第7章 派遣労働の受容──派遣労働者のジレンマ
 第8章 派遣労働の回避──正規労働者への転換とフリーランスとしての独立
 第9章 派遣労働の克服──雇用関係とネットワーク
第4部  派遣労働者が従事する仕事の質
 第10章 就業形態による比較──正規労働よりも劣るか
 第11章 労働契約と雇用関係による比較――なぜ劣るか
 終 章 派遣労働とはどのような働き方か

受賞

2018年日本労務学会賞(学術賞)
2018年度(第34回)組織学会高宮賞(著書部門)

書評等

◆書斎の窓の「書評」にて,川口章・同志社大学教授が本書を紹介しています。 →記事を読む
※『組織科学』52巻1号(2018年9月)に書評が掲載されました。評者は三崎秀央・兵庫県立大学教授。
※『日本労働研究雑誌』2017年11月号の「BOOK REVIEWS」に書評が掲載されました。評者は鎌田耕一・東洋大学教授。
※『週刊エコノミスト』2017年9月5日号の「Book Review」に掲載されました。評者は橘川武郎・東京理科大学大学院教授。
※『週刊 読書人』2017年7月14日号に書評が掲載されました。評者は,水野有香・名古屋経済大学准教授。
※『人材ビジネス』2017年7月号の「BOOK REVIEW 特別版」に著者のインタビューが掲載されました。
※『出版ニュース』2017年7月中旬号の「Book Guide」に掲載されました。
※株式会社HRビジョンのウェブサイト「日本の人事部」の「雇用・採用(書籍)」新刊紹介ページに掲載されました。

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