序 章 第1章 主要な議論の展開と考察 第1節 鳩山説の展開と考察 第2節 末弘説の展開と考察 第3節 我妻説の展開と考察 第4節 近時ないし今日の通説の展開と考察 第5節 折衷説の展開と考察 第6節 判例の立場 第7節 星野説の展開と考察 第8節 最近の見解の展開と考察/まとめと次章の課題 第2章 受領遅滞規定と起草委員穂積陳重・梅謙次郞の立場 第1節 法典調査会における穂積の説明 第2節 著作にみる梅の見解 第3章 ドイツ民法第1草案と梅・穂積の債務不履行説 第1節 ドイツ民法における受領遅滞制度 第2節 ドイツ民法における引取義務規定 第3節 ドイツ法についての総括 第4節 梅・穂積が受領遅滞を債務不履行制度として構想した事情 第4章 受領遅滞に関する富井政章の見解 第1節 序 第2節 明治45年講義録における見解 第3節 原案412条の起草・提出当時における見解 第4節 原案412条が結実した理由 第5節 梅・穂積との論争と明治45年講義録の見解の形成 第6節 まとめに代えて 第5章「受領遅滞による増加費用」の意味と請求の根拠規定──485条但書と413条との関係の考察── 第1節 本章の問題 第2節 事実の提示 第3節 整理と考察 第4節 本章の帰結 第6章 受領遅滞責任論の整序 第1節 受領遅滞責任の意味と内容 第2節 受領遅滞と受領義務 第3節 債権法の改正に向けての検討作業と受領遅滞制度 |