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労働審判 -- 事例と運用実務

ジュリスト増刊 > ジュリスト増刊

菅野 和夫 (明治大学教授)/監修
日本弁護士連合会/編


2008年12月発売
B5判並製 , 240ページ
定価 2,934円(本体 2,667円)
ISBN 978-4-641-11395-4


労働法 > 労働訴訟・労働審判
個別テーマの解説書

在庫なし

裁判官と労使双方から選ばれた審判官が審理し紛争を解決する手段として労働審判制度が創設された。創設後2年を経て,制度を概観し,その手続運用の実情と課題を明らかにするとともに,個別事例の紹介・関係法令等の資料も掲載されている画期的な一冊。
目次
 はじめに/連合・経団連より
1 総 論/労働審判概観
2 運用と検討課題/労働審判手続の運用の実情と検討課題
3 事例編
 1 〈座談会〉労働審判──解決事例から見えてくるもの
 2 個別事例
  1 中途採用者(管理職)の本採用拒否の有効性及び未払い残業代の支払義務の有無が争われたケース
  2 偽装請負の解約につき,受入先企業への地位確認を求めたケース
  3 出向命令の取消し,研究員としての地位確認を求めたケース
  4 降格・配転の効力を争い地位確認及び差額賃金支払を求めたケース
  5 バスの特定路線に乗務することの妨害禁止と慰謝料支払を申し立てたケース
  6 就業規則に基づく研修費償還義務の不存在確認を申立てられたケース
  7 労働者の損害賠償義務を定めた金銭賠償契約の無効確認を求めたケース
  8 会社損害の天引き分の請求と残業代請求のケース
  9 勤務時間の一方的短縮により,賃金を一方的に減額されたパート労働者が差額賃金の支払を求めたケース
  10 賃金減額についての差額賃金支払,有休残日数の確認を求めたケース
  11 懲戒解雇を理由に一部未払とされた退職金・賃金の支払を求めたケース
  12 賃金・退職金の支払を命じる労働審判に基づき強制執行を行ったケース
  13 口頭の合意に基づき退職金を求めたケース
  14 自己都合で退職した従業員が退職金を請求したケース
  15 労働者が未払賃金と残業代を請求したケース
  16 残業代請求のケース
  17 残業代等を請求したケース
  18 残業代及び賞与の支払を求めたケース
  19 労働者が,超過勤務手当の支払及び適正な解雇予告手当の支払を求めたケース
  20 残業代等を請求したケース
  21 過労死労災の上積み請求に対し,使用者側から債務不存在確認請求を申し立てたケース
  22 右上肢末梢神経障害の労災につき労災保険の上積みを請求したケース
  23 解雇の効力を争って損害賠償を請求されたケース
  24 集団で未払賃金,解雇予告手当,慰謝料を請求したケース
  25 能力不足,勤務態度不良等を理由とする普通解雇の有効性が争われたケース
  26 能力不足及び協調性のなさを理由とする解雇の効力が争われたケース
  27 雇止めされた労働者が地位確認を求めたケース
  28 期間満了による契約社員の雇止めの有効性が争われたケース
  29 雇止めで解決金の支払により解決したケース
  30 有期契約の病院事務員の雇止め事件
  31 雇止め(期間1年,更新1回)の有効性が争われたケース
  32 「専属バスガイド」による地位確認,残業代請求等のケース
  33 突然会社都合を理由に解雇されたところ,申立て後2か月で解決したケース
  34 使用者側が雇止め等についての団体交渉を中断し,債務不存在確認の労働審判を申し立てたケース
4 労働審判活用マニュアル
  (1)労働審判の利用
  (2)資 料
   関係法令等
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