越境犯罪の国際的規制 | 有斐閣
HOME > 詳細 > 越境犯罪の国際的規制
同一ジャンルへ: 国際法

越境犯罪の国際的規制

国際法学の視点から越境犯罪を考察

石井 由梨佳 (防衛大学校専任講師)/著


2017年08月発売
A5判上製カバー付 , 528ページ
定価 9,130円(本体 8,300円)
ISBN 978-4-641-04680-1
International Regulation of Transnational Crimes

国際法

○在庫あり
受賞 書評等

ご購入はこちらから オンラインショップ

※「在庫あり」の商品でも,各ネット書店で在庫がない場合がございます。その場合は,最寄りの書店に直接ご注文ください。


近年越境犯罪の規制が強まるにつれ,私人の権利との軋轢が生じるようになった。本書は越境犯罪の捜査における国家の執行管轄権の限界と,国家間協力を定める合意の下での国家の権利義務の内実を実証し,越境犯罪の国際的規制の法的諸構成を明らかにする。

◆書斎の窓の「自著を語る」コーナーにて,著者が本書を紹介しています。 →記事を読む
目次
序論 越境犯罪と国際法
 序 章 越境犯罪の三分類
 第1章 嘱託の意義と限界
 第2章 一方的法執行を巡る国際紛争とその収斂
 第3章 刑事共助における私人の地位を巡る学説状況
第1部 国際法が直接規律しない越境犯罪
 第1章 競争法違反の罪
 第2章 経済制裁法違反の罪
 第3章 証券犯罪
 第4章 租税犯罪
第2部 国内法に共通する越境犯罪
 第1章 薬物犯罪と組織犯罪
 第2章 外国公務員贈賄罪
第3部 国際法益を害する越境犯罪
 第1章 テロ犯罪
 第2章 資金洗浄罪・テロ資金供与罪
結語

受賞

第51回(2018)安達峰一郎記念賞

書評等

※「Japanese Yearbook of International Law」Vol.63(2020)に書評が掲載されました。評者は,稲角光恵・金沢大学教授。
※『日本国際経済法学会年報』28号(2019年)に書評が掲載されました。評者は,田村 暁彦・政策研究大学院大学教授。
※『刑事法ジャーナル』60号(2019年)に書評が掲載されました。評者は,城祐一郎・昭和大学教授。
※『国際安全保障』45巻4号(2018年3月)に書評が掲載されました。評者は,佐川友佳子・香川大学准教授。
※『受験新報』2017年12月号の「図書紹介」に掲載されました。

Copyright©YUHIKAKU PUBLISHING CO.,LTD. All Rights Reserved. 2016