不登校児から見た世界 | 有斐閣
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不登校児から見た世界

不登校児から見た世界 -- 共に歩む人々のために

増井 武士 (産業医科大学助教授)/著


2002年05月発売
四六判並製カバー付 , 242ページ
定価 1,870円(本体 1,700円)
ISBN 4-641-28074-6


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在庫なし

今日,どの子どもも何かをきっかけに不登校におちいってしまうかもしれない――本書は,気鋭の著者が長い臨床体験をもとにどこまでも不登校児の〈内面〉に寄り添って,その理解と援助をわかりやすく実践的に説く。類書にないリアリティと説得力をもった待望の書。
そして,最も大きな動機は,心の問題は身体のそれと違い眼に見えないものだから,なかなか常識ではわかりにくいという点です。[略]
不登校児の苦しさの理解のみならず,心の病気という,眼に見えないことによって生じてくる「常識的理解」がどれほどその本人や時にはその家族を苦しめ,その回復の足を引っ張っているのかという実態を私は嫌というほど毎日のように体験しています。不登校児の問題は,日本の精神文化構造や我々成人が心の生育を遂げていない影の部分とさえ私は考えています。(本書「序」より)
目次
《主な目次》
序  動機と基本的視点
1部 不登校児の理解
2部 専門家の役割
3部 回復の過程の概要
4部 不登校児と現代社会
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