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ユートピア以後の政治 -- 二一世紀への政治を読む
1993年09月発売
四六判 ,
252ページ
定価 2,310円(本体 2,100円)
ISBN 4-641-04954-8
在庫なし
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誰もが予想しえなかったソ連邦の解体をはじめ社会主義の崩壊はなぜ,どのようにして起こったのか。資本主義の未来は安泰か――。本書は社会主義と資本主義をめぐって争われた20世紀の政治を,権力論・組織論・比較論の観点から明快に説き,21世紀をも展望した力作。
じっさいのところ共産主義が解体し,いわゆる西側の体制の優位性が証明されたにもかかわらず,西側の人々は“勝利感”とは程遠い空虚な気持を抱いているというのが偽らざる実情であろう。…共産主義の解体は,それとの対決の中で自らの歴史的使命感,ないし歴史哲学的な意味合いを模索してきた資本主義から緊張感を奪い取り,単なる“金儲けの街”へと堕さしめてゆく危険すらもたらしつつあるとみなすことができるであろう。しかも共産主義ないし近代のユートピア思想が提示した問題性,すなわち人間と人間との根源的連帯性ないし共同性に対して不感症となるならば,こ、了駛楴腟疎寮睇困靴皸詑戮箸呂い┐覆い任△蹐Α覆△箸④茲蝓ヒ
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《主な目次》 1 権力と人間 2 知識と権力 3 共産主義論 4 人間と政治 5 資本主義と官僚制 6 現代の中間層 7 豊かさと政治 8 21世紀への政治
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