一法学徒の歩み

１　己れの生い立ち――過去・現在にもふれて
　中学の１年坊主の頃の思い出
　「もとより生還を期せず」の時代
　法律学全集「民事訴訟法」の執筆を終えて　ほか
２　研究室の窓から世間を眺めて（その１）――若年法学者の夢想
　学者の商品性
　司法長期計画
　法学教育の無駄
　「天命」的訴訟観
　官僚裁判官是か非か
　裁判批判と弁護士批判
　文教政策と司法政策
　法律教師のレジスタンス
　司法試験の回数　ほか
３　研究室の窓から世間を眺めて（その２）――熟年・老年法学者の視線
　法律書の型
　漢字文化と西欧法
　巨大ロー・ファームの憂鬱
　論文の長さ
　固定観念
　法律教師の定年と法学者の定年
　「新民訴元年」を迎えて
　学部長時代の回想　ほか
４　法学生への叱咤と激励
　法律教師の憂鬱
　「学生よ，本を買え」
　「学生よ，大きな本を読め」
　口述試験のすすめ
　学問のすすめ
　教師のお説教
　往時茫々40年　ほか
５　研究助成を頂いた諸財団への感謝
　松本財団から受けた忘れられない援助　ほか
６　人生とスポーツ
　学生生活とスポーツ
　ヨット部長生活十余年
　惜別東京大学運動会
　ささやかなる挑戦――約50年ぶりの「受験」
　「ささやかなる挑戦」後日談――よたよたのヨット乗り